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村上宥快和尚さん説法【八正道の理解と具現】正しく語る(第4回/全11回)

村上宥快和尚さん【1918年(大正7年)10月8日〜1991年(平成3年)3月12日・享年72歳】のお話をまとめました。

【正しく語る】正語(しょうご)

正しく語る。

通常は思う事、考える事は言葉になって伝わります。言葉は言魂といって光の波動であります。

光の粒子でありますから、その粒子を黒い想念で汚してはならないのであります。

今から二年前に、高山で私が講演をした時に写した写真があります。

この時の話す言魂が光に変わっています。これは善なる心で物事を話した時には、言魂というものは光、神の心の粒子となるものであります。

怒りは感情が膨れ上がり言葉はつい荒くなり、相手も悪感情を抱かせる事になります。つまり光の粒子に黒い想念を付着させるからです。

相手の心をえぐるような言葉で言ったら相手に伝わるだろうだなんて、こういう事を考えてはいけないのです。

どうしても人間という者は、自分の意志を強調する為に相手の心をえぐるような事、これは我々でも使っている事があります。

だけどこういう事はよくよく注意をしなければなりません。

やはり相手が嫌だろうと思って使った言葉は自分にも本来は嫌なのですね。そういう言葉は使ってはいけません。

相手をえぐるような、相手を誹謗するような言葉は使ってば決していい事ではないのですからそういう言葉を使わないようにして下さい。

言葉が足りない。言葉が過ぎる。というのはしばしば感情が入るからであります。

頭に来ちゃってやった言葉や何かというのは、よく問題になるのはそういう条件なのです。

しかしこうして私たちがこの言葉というもの、あるいは自分の意志というものが、心の世界ではこういう姿になって現われて来るのです。これは信次先生があの世からこれを風刺してくれたのです。

写真を見ながら、これはホワイトカラーのエリート意識という事です。

何でわかったというと、ここのホワイトカラー、これは襟だからエリート、この方はAという人の孫のBという人の甥子さんであります。

ホワイトカラーです。そしてこの方は非常に子供の時から学問が出来た。

【ホワイトカラーとは】「白い襟」の意で、広くは事務系の職種一般、つまり企業の管理部門で企画あるいは管理業務などの事務労働に従事する労働者を指します。

これはCさんと御一緒に航空自衛隊の前身であります海軍のXX隊の仕事をなさっていた方です。

それ故にこの方はエリートという条件、小学校の四年生から昔の中学校へ入り、この旧制の中学四年生からあの一高東大といわれたエリートコースを行かれた人であります。

この事が二つちょんちょんとこの襟の所に着いているのです。そしてそれが鼻持ちならないところに来ている写真なのです。

私共もちょうどCさんと家内と、あとCさんのお嬢さんと四人でXX県のXX研究所へ行った時にこの方にお会いしたのです。

この方に、本当に心という存在がわかったならば偉大なる発見や発明が出来ると思って私が話をしたところ、その心という存在がわからずに、フフンとこの鼻の先であしらったのです。

でもそれから二年程して家へ来てからこういう事を言われたのです。

「そうだなあ。原子核を中心として陰外電子が働いているという事は何らかのエネルギーがあるだろうと」その何らかのエネルギーが神の意識なのです。

我々はこうして自分の肉体を動かしているように考えておりますが、本来は原動力となっているものは全部神の意識が私たちの行動や行為に、その使い方が悪いとその行為行動が神の意識に逆行して、逆行した時に始めて反作用というものが出てくるのです。

それは不調和という反作用が出てくるのです。

調和という作用はなかなか出て来ませんが不調和の条件というものは時、所を構わずに出て参ります。

この不調和な条件というものは、自分の心が作ることですから、せっかく神から預かっている自分の心というものの使い方を誤ってはならないのであります。

やはり皆さんの心というものは、本来は神の行為が表現されなければならないのに、自我意識の心が表現されるとこうした過ちや炭酸ガスが作り出されるという事をよく知っておらなければなりません。

1989年(平成元年)10月「心のつどい」東京研修会より
編集:飛騨高山心のつどい

 

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村坂 克之

小又接骨院・鍼灸院の院長です。柔道整復師、鍼灸師の国家資格にて施術を行っています。屋号の小又(こまた)は、先祖の小谷屋亦治郎(亦=又)に由来します。親指シフトユーザー。
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