1960年(昭和35年)生まれ。小又接骨院・鍼灸院院長、村坂療法の創始者、村坂治療塾主宰(仮)です。
まだまだ志半ばですが、還暦を過ぎ、ようやく納得の行く治療施術を提供できるようになりました。
村上宥快和尚さんが言われていた『有志者事竟成』志ある者は事ついに成るは本当だとようやく理解できました。
資格取得後の臨床歴は、2022年令和4年で38年になります。
屋号の小又(こまた)は、先祖の小谷屋亦治郎(亦=又)に由来します。名字帯刀を許された人物です。苗字帯刀御免 – Google 検索
国家資格である鍼師・灸師・柔道整復師にて、科学的根拠(evidence)の西洋医学と実証経験の東洋医学の調和を図り、治療に当たっています。
- 森ノ宮医療学園卒業(鍼師・灸師免許取得)
- 明治東洋医学院卒業(柔道整復師免許取得)
実証経験とは、症例(n=1)の積み重ねのことです。
手技治療においては、長年の臨床の蓄積が治療成績に直結します。
お薬を使うのが嫌いな人、標準治療で改善しない人、検査が異常無しでも症状がある人、手術を検討されている人、手術後の後遺症でお悩みの人は、どうぞご相談下さい。
手術を選択される場合でも、手術前に当院の治療を行うことにより、術後の経過が通常より格段に良くなっている症例も多いです。
施療に100%の正解はありませんが、お力になれれば幸いです。
治療法の変遷
修業(インターン)時代、日本で中国鍼法を初期に始められた先生に師事しましたが、小児麻痺・ポリオの患者さんへの治療で対立し退職しました。ポリオ – Google 検索
この時点で、本物の治療を求めていくことを決意しました。
これが茨の道の始まりでした。
慰安のマッサージや鍼は練習すれば至極簡単ですが、人を治すのは本当に難しく苦労の連続でした。
その頃、米国 Palmer Chiropractic Collage 1976年卒業 D.C.の冨金原伸伍先生に教えを請い、3年間神戸に通い、現在の矯正法マニュピュレーションの基礎ができました。(D.C.=ドクターオブカイロプラクティック)
米国人は押すことが上手ですが、日本人は引く技術の方が優れ、矯正法マニュピュレーションに生かしています。(ノコギリの違い、包丁や刀の違い)
私の鍼灸療法は、確実な効果が出る、カイロプラクティックの考えを鍼に応用する独自のものになりました。
古来の柔道整復術を行う接骨院の先生の元で働きましたが、私の疑問は解消しませんでした。
食べていくために高山市で開業し、その後も各地の先生を訪ね治療法の教えを請い習いましたが、治療技術と患者さんを治すことは別物だと実感しました。その後に古川町へ移転しました。
脊柱で、首の後頭環椎関節(後頭骨/頸椎1番)や頸椎2番の関係は、MTS療法の浦野喬義先生から学びました。3年以上学びましたが先生の技は完全に会得できませんでした。
私はMTS療法が上達せず効果アベレージが低く(筋反射テストが正常になるのが10人に1人)仕事に使えませんでした。この体験で、治療法も努力とは別の持って生まれた素養が必要だと痛感したのです。
なぜかと村上宥快和尚さんに伺いましたら、過去世からのものですと教えて下さいました。
腰の腰仙関節(腰椎5番/仙骨1番)や仙腸関節(骨盤/仙骨)の動きは、日本リハビリ研修センター主催の講習を2クール学び、全身に影響することが分かったことです。
仙腸関節は全身に影響しますが、それだけでは解決しないことも明確に分かりました。
アクティベーターテクニックはAMI公認セミナーを数回受講し、D.C.の小倉毅先生からベーシックとアドバンスを教えて頂きましたが、私の患者さんにあまり効果が出ませんでした。
MTS療法と一緒で、私とテクニックの相性が合わないのだと思います。
現在、このテクニックで部分の矯正を正確に行い、素晴らしい結果を出しています。
全てのテクニックも私のオリジナルとして昇華しています。
私の技術を見ても何をしているか分からないと理学療法士が言ってました。標準治療しか知りえないので仕方ありません。
現在はそれ以外に大切な椎間関節があると判明し、膈(横隔膜)で人体は上下に分類されます。症状も同じです。
治療では、人体の椎間関節の動きを診るべき重要ポイントで、ズレと言われるサブラクセーション(subluxation)よりも、関節面や関節自体の固定化癒着化すなわちフィクセーション(fixation)が、痛みやしびれの症状の原因になります。
加圧トレーニング®は、当時キワモノとして扱われていましたが、牛に引かれて善光寺参りの如く、どうしても習いたい衝動にかられ、高速バスで東京府中まで行き、発明者の佐藤義昭氏から直接指導を受け資格を取り、現在も治療やリハビリに生かしています。
ところが近年、中高年の患者さんの脊椎の椎間関節の動きが癒着している症例が増え、矯正法マニュピュレーションを行っても反応が鈍かったりするのです。手技治療もここまでかと途方に暮れました。
これを解決できたのは、そんなに効かないとあきらめていた鍼灸治療でした。
還暦になり、コロナ禍でしたが鍼治療の名人と出会うことが叶いました。
現代、古来の治療法である経絡治療が効きにくくなってきたのは、人々の生活様式の変化と信じられないほどの長寿命になったのが理由で、それを理解し技術を学び、鍼灸治療が飛躍的に効くようになりました。
中高年になると、症状の原因が体の内部の深い場所になり、マッサージや筋膜リリースでは効かない場合が多く、深い椎間関節の動きの引っかかりやファシア(筋膜)の癒着が、鍼や灸でいとも簡単に取れるのです。
それ用の鍼を開発したメーカーの技量があって初めて実現しました。
そうした上で、加圧リハビリ®を行い、脊椎矯正、仙腸関節や腰仙関節の矯正が有効になるのです。
アジア人のような筋肉の固い人種で、矯正法マニュピュレーションが行えない骨粗しょう症の有る高齢者でも、満足のいく結果が得られるようになりました。
私の技術の研鑽は今後も続きますので、老いてますます治療成績は向上します。
当時、治せなかった人はどうしているのかと時々思いますが、今、来院される患者さんを治して、恩返しならぬ恩送りをしています。
東洋医学の治療法は、症例ごとに自問自答の中で作られると実感しています。
人の顔が違うように、同じ疾患でも症状も違い治療法も違います。
現在、諸症状へは、加圧リハビリ®・遠絡統合療法・チクチク療法(長田式無血刺絡療法)を基本に、難しいのには独自の矯正法マニュピュレーションや独自の特殊鍼法を行っています。
年々、医科や他院で改善しない症状の人々が来院されて、その要望に応えるために自分を鼓舞しています。
加圧トレーニング®について
2002年(平成14年)、発明者佐藤義昭会長の東京都府中市サトウスポーツプラザで、初めて体験した感動は今でも忘れません。
加圧トレーニング®に黎明期より関与し、会長と共に専用賠償保険を作り、医師で加圧トレーニング®を最初に始められた整形外科医の井上浩一先生(五輪スポーツドクター)に師事し、現在も治療や健康増進に役立てています。
日本が直面している超高齢化社会において、加圧トレーニング®は、益々必要性を増すデバイス(器具)とプロトコル(方法)ですから、当院では加圧リハビリ®として日々患者さんへ提供し、症状改善に役立てています。
現在、諸外国で爆発的な流行を見せている加圧トレーニング®です。
医療では、米国退役軍人病院(VA Hospital)、アメリカ国防総省(DoD)で研究が着々と進んでいます。
近い将来、素晴らしい結果を皆さんにお届けできると思います。
CNN Health 加圧トレーニング®の記事
Why kaatsu, a fitness trend spotted at the Games, isn’t just for Olympians | CNN
後進の資格者へ
後進の柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の人たちに伝えたいことを述べています。是非お読み下さい。