結果を出す手技療法のパイオニア

両母指CM関節症の64歳男性(東京都) 10回目の来院(初検後5年) 軟骨が減った右手の痛みは半年以上出ていません

遠方からの来院です。東京都からお越し下さいました。

2018年から半年に1回来院されています。今回で10回目です。

整備作業のお仕事なので手に強い負担がかかります。

母指CM関節の痛みも良い日も悪い日もありましたが、昨年秋の施術以来、酷使する右手の痛みが出なくなったそうです。

あきらめずに通われて本当に良かったです。患者さんの努力の賜物です。

自己リハビリと特製サポーター

毎日、村坂ストレッチ法を実施され、特製サポーターを常に装着して、患部が安定するように努力を続けられました。

当院の施術で軽いのは当日改善しますが、私の考案した自己リハビリが必須となります。それが肝です。

資料だけで改善しないとお叱りも受けますが、やはり来院して施術を受け、リハビリを学ばれることが最良です。

首の慢性捻挫

ようやく、母指CM関節症の根本原因が湧き出てきました。

患者さんは、慢性なので、首の自覚症状が有りません。肩こりとかの症状とは異質です。

頸椎や胸椎の悪い場所がハッキリしてきました、ここまで5年かかりました。

もっと通院間隔を詰めて通えたなら、早くに分かったと思います。

お仕事柄、手や首を捻って長時間作業をされることがあるので、それで痛めているようです。

施術で、そこをしっかり治します。

今までの経過

施術

当院規定の母指CM関節症用の施術を行います。

患者さんの状態も分かっているで、不要な施術は行わず安価にするようにします。

母指CM関節の元である頸椎胸椎の施術と、前腕部の施術を入念に行います。

今回は、母指CM関節の関節自体の変形を良くする特殊鍼法を行います。この特殊鍼法は鍼のメーカーから番手まで吟味しなければなりません。

股関節の動きは前回の施術で良くなっていますが、もう一度行います。

治療後は良好な状態になりました。

治療内容

通常、1回で最大限の治療効果を出すために、これだけの治療が必要になりますが、自己リハビリをしっかりやられていますから、不要なものは行いません。

  • 母指CM関節自体の抗炎症
  • 外側脊髄視床路への神経促通
  • 関連する脊椎椎間関節や仙腸関節の副運動の可動性回復

使用する治療法

  • 微弱電気通電
  • 母指CM関節症用専用鍼治療
  • 解剖運動学に基づく矯正法
  • パーマー式カイロプラクティック
  • アクティベーター療法

行わなかったもの

  • 独自サポーターの巻き方の習得
  • 自己チクチク法の習得
  • 正しいストレッチの習得
  • チクチク療法(長田式無血刺絡療法)
  • 加圧リハビリ(医療目的加圧トレーニング)

施術後

次回は秋の雪が降る前に来院されます。

この記事を書いた人

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村坂 克之

小又接骨院・鍼灸院の院長です。柔道整復師、鍼灸師の国家資格にて施術を行っています。屋号の小又(こまた)は、先祖の小谷屋亦治郎(亦=又)に由来します。親指シフトユーザー。
詳しくは院長略歴をご覧下さい。