結果を出す手技療法のパイオニア

両母指CM関節症の63歳男性 8回目の来院(初検後3年11ヶ月) 悪化せず安定しています

遠方からの来院です。東京都からお越し下さいました。

2018年から半年に1回来院されていましたが、今回、都合で11ヶ月空き来院されました。

状態

両手の母指CM関節症は悪化せず安定しています。

初検時には既に変形がありましたが、日々の自己リハビリを真面目に行われて、痛みもコントロールされています。

お仕事が整備関係なのですが、この経過は力仕事を考えると、素晴らしいの一言に尽きます。

但し、期間が空きすぎたのか、仙腸関節ストレステストは陽性、頸椎の動きにもスムーズさが欠けて来ています。

今までの経過

施術

当院規定の母指CM関節症用の施術を行います。

患者さんは、8回目なので、不要な施術は行わず安価にするようにします。

やはり、母指CM関節の元である頸椎6番周辺(C4-T3)の施術を入念に行いました。今回は頸椎2番にも異常がありました。

異常とは変形やズレ(サブラクセーション)ではなく、椎間関節の動きの固定化(フィクセーション)を指します。

治療内容

通常、1回で最大限の治療効果を出すために、これだけの治療が必要になりますが、自己リハビリをしっかりやられていますから、不要なものは行いません。

  • 母指CM関節自体の抗炎症
  • 外側脊髄視床路への神経促通
  • 関連する脊椎椎間関節や仙腸関節の副運動の可動性回復

使用する治療法

  • 微弱電気通電
  • 母指CM関節症用専用鍼治療
  • 解剖運動学に基づく矯正法
  • パーマー式カイロプラクティック
  • アクティベーター療法

行わなかったもの

  • 独自サポーターの巻き方の習得
  • 自己チクチク法の習得
  • 正しいストレッチの習得
  • チクチク療法(長田式無血刺絡療法)
  • 加圧リハビリ(医療目的加圧トレーニング)

施術後

仙腸関節由来の股関節の動き、頸椎の椎間関節の動きも正常になりました。

患者さん自身も、体の動きが改善し、母指CM関節のの動きも痛みも改善したようです。

次回は、続けて10月に来院されます。

この記事を書いた人

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村坂 克之

小又接骨院・鍼灸院の院長です。柔道整復師、鍼灸師の国家資格にて施術を行っています。屋号の小又(こまた)は、先祖の小谷屋亦治郎(亦=又)に由来します。親指シフトユーザー。
詳しくは院長略歴をご覧下さい。