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肩関節の腱板断裂 手術をしなくて良くなる方法はないですか? 北海道からの問い合わせです

県外の方、北海道からの問い合わせです。

いつもお世話になっている人からのご紹介です。おいそれと来院できないので、事前相談を希望されました。

ある日突然肩に激痛が

症状は、ある日気がついたら肩が上がりにくくなっていて痛みも出たそうです。

スポーツの履歴はありません。

多分、お仕事で肩を酷使されたと想像します。

肩関節の腱板損傷

整形外科でMRIにて完全に断裂しているので手術しかないという診断を受けて、手術以外でなんとかなる方法はないでしょうかという相談です。

痛みも強くなり、動かせる範囲もだんだん狭くなってきて、重い物も持ちにくいそうです。

完全断裂との診断を受けてますので、解決方法は手術も一択となると思いますが、痛みがなくなれば問題が無くなるのも事実です。

ただし、年齢と仕事の兼ね合いで実施するかを判断されることになると思います。

包丁を使うお仕事なので、お仕事を休まれることを考えると、手術を行うのに逡巡されるのは当然のことです。

しかし、今後の長い人生を考えると手術するタイミングを考えることは必要と思います。

手術の場合

実際、腱板断裂の場合、手術をして4週間から6週間の固定の後、同じくらいリハビリが必要となります。

固定具の一例、引用:アルケア

装具を外した後から一般事務作業は可能ですが、力仕事となると6ヶ月後くらいになります。

特に重量物を下げるのは再断裂を誘発する場合が多いので要注意です。

お問い合わせの方は、包丁を使うお仕事なので、出刃包丁などで力を入れての作業など当然あると思われます。

そうなるとやはり手術後3か月で復帰というわけにはいかないかなと思います。

癌と違って手術を先送りにしてもさほど問題がないので、痛みをいかにコントロールするかと言うことになります。

痛み止めでカイロを使う

お問い合わせの方は寒い地方にお住まいなので、関節は冷えやすいので肩関節を冷やさないようにすることが大切です。

その場合使い捨てカイロを使い、痛む部分に貼ると痛み自体が軽くなります。

貼る場所は、背中や肩甲骨の部分また腱板がある肩関節の先っぽと言うか尖ってる場所になります。肩の前面に貼って楽になる方もいます。一箇所か二箇所です。

カイロもメーカーにより発熱温度が違うので色々試す必要があります。高級品より特売品のが温度が高くなりすぎないので使いやすいと思います。

痛み止めのお薬

毎日お仕事をされるので、痛みをコントロールできるよう痛み止めを上手に使うことになります。

NSAIDs(エヌセイズ)という非ステロイド系消炎剤が基本となります。ジクロフェナク(ボルタレン)にはじまりロキソニンやセレコッスクなど強さや胃にやさしいかなどの違いがあります。

お薬を飲むタイミングも考えないといけません。処方は1日何回とかになるのですが。

ロキソニンで確か最高血中濃度が30分から50分だったと思うので、痛みが一番強い時間帯に効くように飲むタイミングを考えると良いと思います。

非ステロイド系消炎剤も8時間で体外へ排出されるそうですが、長期連用は腎臓の負担になるので要注意です。

リハビリ

リハビリをしたほうが良いのかとの質問も多いですが、腱板が切れてますので、ほどほどにして下さいの答えになります。

お風呂とかに入った時に軽く回すとか、軽くストレッチをする程度でよろしいかと思います。

肩関節の保温のサポーターは日々装着した方が良いと思います。

当院の治療

当院での治療は、鍼灸治療を主体としたものになります。独自開発した肩関節の痛みを止めるのに特化した治療法を行います。

これで痛みは相当軽減しますが、残念ながら腱板の再生は行われません。

通院されるのに飛行機での来院になるので、今後どうするのかという問題もあります。

このような方に限らず、腰でも手術しかないという選択を受けてる方は大変多く、なんとかなりませんかという相談は大変多いです。

当院では、治療効果の度合も提示しながら考えて頂くことになります。

お知らせ

この記事を書いた人

村坂 克之

村坂療法の創始者、小又(こまた)接骨院院長です。
国家資格である柔道整復師、鍼灸師にて、科学的根拠(evidence)の西洋医学と実証経験の東洋医学の調和を図り治療に当たっています。
実証経験とは症例(n=1)の積み重ねのことです。
特に手技治療においては臨床の蓄積が治療成績につながります。
通常の治療で改善しない人、検査が異常無しでも症状がある人、手術を検討されている人、手術後の後遺症でお悩みの人は、どうぞご相談下さい。
手術の選択する場合でも、事前に治療や独自リハビリなど行うことにより術後の結果が良くなっている症例も多いです。
施す治療に100%の正解はありませんが、お力になれば幸いです。