体幹を捻り反り返ると下肢に激痛が出る80歳代男性

まだ現役でバリバリ働いておられます。車の運転もされて姿勢も良いです。

高齢者で元気な人は、ふくらはぎやお尻が張っています。これが元気な証拠です。

普段は全く痛くない坐骨神経痛です

起床時に捻り反った時と同じ症状が出ます。このような症状は腰椎椎間関節の異常と考えます。

激痛が出ると腰が抜けたようになり歩けなくなります。

椎間板ヘルニアは考えにくいです。

徒手検査

椎間関節障害のテストであるケンプ徴候(Kemp’s Test)に合致しています。

圧痛がL4-5、L5-S1にあり、L5-S1間にはより強い反応をみます。

しかし、SLR、膝蓋腱・アキレス腱反射も正常です。

しびれは治るのに時間が必要だった

痛みに比べてしびれは治りにくいです。

この患者さんは高齢ですが、感覚が鈍麻して無く治療はしやすかったです。

運動も大切ですが働くという意識が大切なようです。

診断的治療を行う

診断的治療とは、その治療に反応することで病態を特定できます。

この患者さんは鍼治療は嫌いと言われ除外しています。他の患者さんにも、なるべく侵襲性の無い治療で治すようにしています。

高濃度水素水浴(患部の炎症状態の緩解)

仙腸関節副運動の矯正(上方滑り・上部離開・他)

仙骨・腰椎の椎間関節の矯正(離開)

リアラインコア(仙腸関節のクランク運動の回復)

外側脊髄視床路への治療(痛覚の再学習)

に反応しました。

高齢者は一気に治療しても体が反応しないので、その都度、治療方法を選択します。

梨状筋症候群

高齢者の腰部や下肢の症状に対しては、梨状筋症候群としての治療は必須になります。

都合9回で全快する

外側脊髄視床路への治療を取り入れることにより、今までより格段に早く治るようになりました。

お知らせ

この記事を書いた人

村坂 克之

村坂療法の創始者、小又(こまた)接骨院院長です。
国家資格である柔道整復師、鍼灸師にて、科学的根拠(evidence)の西洋医学と実証経験の東洋医学の調和を図り治療に当たっています。
実証経験とは症例(n=1)の積み重ねのことです。
特に手技治療においては臨床の蓄積が治療成績につながります。
通常の治療で改善しない人、検査が異常無しでも症状がある人、手術を検討されている人、手術後の後遺症でお悩みの人は、どうぞご相談下さい。
手術の選択する場合でも、事前に治療や独自リハビリなど行うことにより術後の結果が良くなっている症例も多いです。
施す治療に100%の正解はありませんが、お力になれば幸いです。