まだ現役でバリバリ働いておられます。車の運転もされて姿勢も良いです。
高齢者で元気な人は、ふくらはぎやお尻が張っています。これが元気な証拠です。
普段は全く痛くない坐骨神経痛です
起床時に捻り反った時と同じ症状が出ます。このような症状は腰椎椎間関節の異常と考えます。
激痛が出ると腰が抜けたようになり歩けなくなります。
椎間板ヘルニアは考えにくいです。
徒手検査
椎間関節障害のテストであるケンプ徴候(Kemp’s Test)に合致しています。
圧痛がL4-5、L5-S1にあり、L5-S1間にはより強い反応をみます。
しかし、SLR、膝蓋腱・アキレス腱反射も正常です。
しびれは治るのに時間が必要だった
痛みに比べてしびれは治りにくいです。
この患者さんは高齢ですが、感覚が鈍麻して無く治療はしやすかったです。
運動も大切ですが働くという意識が大切なようです。
診断的治療を行う
診断的治療とは、その治療に反応することで病態を特定できます。
この患者さんは鍼治療は嫌いと言われ除外しています。他の患者さんにも、なるべく侵襲性の無い治療で治すようにしています。
高濃度水素水浴(患部の炎症状態の緩解)
仙腸関節副運動の矯正(上方滑り・上部離開・他)
仙骨・腰椎の椎間関節の矯正(離開)
リアラインコア(仙腸関節のクランク運動の回復)
外側脊髄視床路への治療(痛覚の再学習)
に反応しました。
高齢者は一気に治療しても体が反応しないので、その都度、治療方法を選択します。
梨状筋症候群
高齢者の腰部や下肢の症状に対しては、梨状筋症候群としての治療は必須になります。
都合9回で全快する
外側脊髄視床路への治療を取り入れることにより、今までより格段に早く治るようになりました。