70歳代男性です。高山市から来院されました。
チェーンソーを使い作業をしてたら腕が上がらなくなったそうです。
肩の腱板損傷とは
世界標準のメルクマニュアルの解説です。
肩腱板損傷/肩峰下滑液包炎 – 25. 外傷と中毒 – MSDマニュアル家庭版
患者さん
拝見しますと、両肩が痛いのですが、より痛い左肩に腱板損傷が確認されました。
それをかばうために右手を使い結構筋肉が発達しています。左手は痛いために痩せている印象です。
今まで(4.5年)は、湿布でごまかしていましたが、いよいよ我慢できずに紹介されての来院です。
左肩の腱板損傷側が90度位しか上げられません。右手は100-120度位です。上げるときには左手がより痛いです。
鍼灸療法に基づく施術
左側の棘上筋が痩せているので、それが反応し動くようにらするために鍼灸治療を行います。
治療終了後は普通にあげられるようになり、患者さんは大変喜ばれました。
手術せず痛みの管理は可能な場合も
高齢化社会で腱板損傷の人は本当に多くて、完全断裂でも、当院の施術で手は上がるようになりますが、現在の超高齢化社会を鑑みますと、どこでかで手術された方がいいかなと思います。
しかし、手術後の固定が15-30日くらいで、リハビリも入れると90日3ヶ月は必要です。
人それぞれに生活リズムやスタイルというものがあり、その間をどう生活をするのかど言う問題があります。
激痛で手が挙げられない人は手術になりますが、痛いけど、そこそこという人は、痛みを取る治療法に基づく施術を当院で受けて過ごされる人が多いのも事実です。