結果を出す手技療法のパイオニア

母指CM関節症の53歳女性、正しい自己リハビリを学び渡米後も安心して生活ができると喜ばれました

遠方からの来院ありがとうございます。帰省地の千葉県からお越し下さいました。

アメリカ帰国前に、治療を受け正しい自己リハビリを学びたいと来院されました。

現在の状態

数年前から痛みが出できて、去年秋に激痛となり近医の整形外科を受診されました。

装具と痛み止めのお薬を処方され、リハビリも受けられています。

いまだに手の痛みで、スラックスやストッキングが上げられないそうです。

今後の流れは、痛みが強ければ注射をして、それでもダメなら手術になりますと説明を受けられています。

母指CM関節症の状態はグレードⅡ相当になります。

来院前の自己リハビリでずいぶん改善した

治療で改善しないので、母指CM関節症を検索し、当院提供の母指CM関節症用自己リハビリを見つけたそうです。

当院以外のリハビリ法は、逆に悪化したそうです。

一生懸命、3ヶ月間実施され、ずいぶん改善したそうです。

治療

1回の治療です。

帰りの電車の都合がありテキパキと進めます。

当院規定の母指CM関節症の治療をします。

仙腸関節や脊椎椎間関節の解剖運動学矯正法を行った後に、母指の痛みを確認して頂くと、痛みは消失しました。

当然、股関節の開排運動も正常以上に滑らかな動きになって驚かれました。

この股関節の動きが回り回って母指CM関節まで影響します。

これ治療だけでは、直ぐ再発するので、他の治療もします。

猫背の悩み

治療の途中で「実は…」と、猫背で悩んでいるとのことです。

背中に着けるハーネスのような物も使い、巻き肩と指摘されていると。

日本人の肩は、欧米人に比べて肩関節の位置が前よりです。これは人種か体形か不明ですが、洋服の輸入商社の人に聞いたことがあります。

これの原因は、なんと足指の力の低下です。

村坂ゴムバンド足指強化法を学んで頂き、再び立ってもらいますと、なんとキレイな姿勢になっています。

患者さんも大変驚かれました。

運動選手も来院して学べば、競技成績が向上するはずなんですが…

母指CM関節症の村坂ストレッチ法

このストレッチは、たびたび改訂しています。

現在は、後前腕筋のストレッチも入っています。

非公開の母指CM関節周辺の腱を強化する方法も学んで頂きました。

ストレートネックで辛い

治療の途中で「実は…」と第二弾です。初診時の緊張が取れてきたので良いことです。

ストレートネックは治療で全治します。

来院できない人は、当院提供の自己リハビリを行って頂きます。

1日1回5分程度で十分効きます。

これで頸椎ヘルニアや変形性頸椎症の症状がなくなった人もいます。

意外にスマホを持つ時間を減らすことも治療になります。下向きが悪いです。

治療が終了し

患者さんが、「首のストレートネックが治った感じがします」「特製の母指CM関節症のサポーターが大変使いやすく信じられない」と言われました。

治療は良くなる方向づけとして大切ですが、毎日の生活の自己リハビリが最重要です。

患者さんが「ドクター(私は医者ではありませんが)の技術をduplicateしてもらってアメリカで広めて欲しいし、先生も是非アメリカでやって欲しいです」と言われました。(duplicate=コピー・複写)

在米期間が30年だそうで、会話も英語が混じって楽しい一時でした。

患者さんのアメリカでの生活に、当院開発の自己リハビリが生活に役立ちますので、力になれて幸いと思う症例でした。

治療終了後は、親指を使ってスラックスも引き上げられるようになりました。

この記事を書いた人

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村坂 克之

小又接骨院・鍼灸院の院長です。柔道整復師、鍼灸師の国家資格にて施術を行っています。屋号の小又(こまた)は、先祖の小谷屋亦治郎(亦=又)に由来します。親指シフトユーザー。
詳しくは院長略歴をご覧下さい。