加圧リハビリ®は驚異的な効果を出します。リハビリ目的の受療は医療系資格者の元で行ってください。
当院では2002年(平成14年)より、加圧トレーニング®や加圧リハビリ®を提供しています。現在、諸外国で爆破的に広まり感慨深いです。
加圧のある日常
私自身、毎日、加圧サイクル®を行って健康を維持しています。
元気や健康の秘訣は血管(動脈)の柔軟性(剛性=stiffnessが低い)に尽きます。60歳を過ぎてから本当に威力を実感しています。
筋力や体の柔軟性ではありません。後10年位したら明らかになるでしょうか…
日々、患者さんに治療と共に加圧リハビリ®も施し、痛みやしびれを取りますが、当院では日常風景です。
いまだに、加圧をいかがわしく思われることが多いのですが、結果が出ると驚きと賞賛を頂きます。
加圧リハビリ®や加圧トレーニング®の仕組み
KAATSU®機器で発生させる四肢の充血(blood pooling)は、一酸化窒素(NO)、ヒト成長ホルモン(hGH)、インスリン成長因子-1(IGF-1)、ベータエンドルフィン(β-endorphin)の分泌など、いくつかの自然に発生する生化学反応を促進します。
これらの分泌は信じられない効果なのです。
これらはすべて、血液供給の増加、組織損傷の防止、体組成と筋肉成長の調節において異なる役割を果たし、骨や組織を成長させ、痛みを抑えます。
引用元:CNN Health
Why kaatsu, a fitness trend spotted at the Games, isn’t just for Olympians | CNN
捻挫の患者さん
先日、座って作業されてて、立ち上がったときに足がしびれてて、足をつき損ねて足首の捻挫をしたと、中年男性が来院されました。
このようなケガは中高年あるあるで、ひどい場合は第5中足骨の骨折をする場合もあります。
お体を拝見した結果、外くるぶしの捻挫で靭帯を伸ばしています。部分断裂まではいってません。Ⅱ度手前です。
足関節捻挫が脱臼近くまで行くⅢ度になると固定が必要になります。昔はギプスをしましたが現在はアルケア社製の簡易装具が主流です。松葉杖も必要になります。
足関節捻挫には距骨の矯正は必須です。どうするのかは当院オリジナルの方法です。
過去、足関節捻挫の場合、高濃度の人工炭酸水や人工水素水などに足を浸けて即効性を出していましたが、現在は加圧リハビリを行っております。
効果と管理の面からは、加圧リハビリ®が優位になります。
今回の患者さんも加圧リハビリを行っていただき、帰りには痛みも減少され、翌日にはスタスタ歩いてこられます。
3回目行い、強い痛みは消失し「これで仕事ができる」と言われ大変喜ばれました。
通常、整形外科ではロキソニンなどの痛み止めを出すわけですが、実際、ひどい捻挫の場合は、炎症を引かせるために抗炎症剤が当然必要となります。
しかしダラダラ続けると、患部の血流障害を引き起こす結果になるので、結局、痛み止めが治るためのブレーキになってしまいます。
RICE(安静、冷却、圧迫、挙上)が基本とされていますが、現在は考えも変わってきました。
負傷後に冷やすというのは、負傷直後に15分30分ぐらいで、圧迫や固定は継続して必要な場合が多いですが、翌日からは温めるななどして血流を良くするのが早く治ると、現在の治療の主流となってます。
症例として、重度の足関節捻挫(Ⅲ度)でしたが、経過を診て患者さんの近所の(流葉温泉『ニュートリノ』|ひだ流葉スキー場)に入るのを指示し、短期間で治癒しました。