9回目の治療でキレイに股関節の動きが回復しました!ゴールまでもう少しです。
骨盤=仙腸関節、仙骨=腰仙関節、第5腰椎の動的な矯正が必要です。
動的な矯正とは、それぞれの関節の遊びを治す矯正になります。強い力を加えると関節にロックがかかるので、軽い力で行います。
昔やってましたが、トムソンベッドでバッコンバッコンのドロップテクニックは不要です。骨盤をいじらなくても簡単に骨盤の位置は変わります。
患者さんは出産の度に腰痛を発症しましたが、子育てもありその場凌ぎの治療でやり過ごされました。(整体の産後矯正は不要=営業トークに騙されないように)
2.3年前に歩けないほどの股関節の痛みに襲われ整形外科や接骨院を受診されましたが、期待する変化は無かったそうです。
姿勢や身体の歪みの問題?
整形外科や接骨院で「痛くないように歩きなさい!」て言われたそうですが、痛いから防御の姿勢になり歩くので、無理筋です笑
痛みやしびれの原因が、姿勢や身体の歪みと言う施設がありますが、姿勢や身体の歪みはその人の個性なので、症状との影響を見誤る場合が多いです。
姿勢を指摘すれば症状が無くても通院してくれますから、営業方針としては良いと思います笑
「自宅ではXXな体操をして下さい」と指導を受けても何も役に立ちません。そんなこと関係無く改善させるのが治療です。症状が良くなれば歩容や動きも勝手に正常になるのが人間です。
人体の左右の問題は、内臓だと、心臓は左、肝臓は右、胃は左、脾臓は左、とそもそもバランスは取れないのです。
右の腎臓は肝臓の位置で左より少し下にあります。 だからツボの腎兪(BL23)も左右で違います。
前後の姿勢問題ですと、猫背もあり、反対の鳩胸もあり、身体良いかはその人の体格から考えないといけません。
結局、背中の曲がったおばあちゃんは何で元気なのですか?背骨は潰れているし、レントゲンでは酷い状態です!
私は、この答えを求めて矯正を現在の形したのです。気持ち良いですが、背骨をボキボキやって治ることは無いです。
関節の動きがあれば痛みやシビレは解消されるのです。但し60歳以上になるの関節靱帯が固くなるので矯正だけでは無理な場合が多く、80歳以上になると骨化しています。
身体の歪みやズレを心配されている患者さんへは、毎回このような解説をしています。
クランクとは
このクランクの役目を、骨盤の仙腸関節と仙骨と腰椎の腰仙関節が行います。
仙腸関節が立体的に正しく動かないと歩行もランニングもできません。立体的にが重要です。子供の成長痛も関連が指摘させています。
自動車のクランクシャフトも、自転車のクランクと同じ働きです。
治療
行った治療法
骨盤(仙腸関節)
2本足で歩行するのに骨盤の仙腸関節が自転車のクランクの役目をはたします。
このクランクの動きが正しく行われないと全身症状が起きます。とくに下半身は確定です。関連しないことはありません。
膝痛と仙腸関節の関連を疑わないようならヤブ医者です笑
仙骨(腰仙関節)
文字の通り、腰椎と仙骨の関節です。
アジア人はココが骨化している人が多いと、新宿で開業されている著明な先生から伺いました。
確かに、ココが骨化、癒着していると腰痛が多くなります。それは治りませんから代償性で第4腰椎をいじることになります。
この腰椎5番と仙骨との動きを修正矯正すると腰痛が解消されます。
腰椎5番
患者さんは腰椎5番の動きが仙骨と正しく行われていませんでした。
初検時に矯正をおこないましたが反応が悪く、鍼治療主体とし全身状態の改善を目標にしました。
5回目より股関節の動きは改善し始めましたが、動きにスムースがありません。
このままで終了する再発を必ずしますので、もっと良い状態まで引き上げます。
9回目の治療の時に2回目の脊椎矯正を行いました。身体が良く反応し股関節の動きが全てスムースになりました。
数年間股関節を深く曲げるて内側に捻ると、そけい部やお尻の外側に痛みが出ましたが、ようやく取れました。
通常、50代はスパッと治るのですが、患者さんは原因が過去にあり、仙腸関節の引っかかりも奥深くにあり治療回数がかかりました。
再び悪化しないように専用サポーターを付けて頂きますが、もう少し先になります。
あきらめずに通院されて本当に良かったです!