結果を出す手技療法

母指ばね指 早期対応の重要性 当院リハビリ法で即日改善した50代女性

東京都在住の患者さんが母親の通院に付き添いで来院された際、ご自身の症状についてご相談がありました。

当初は「もう少し様子を見よう」とお考えでしたが、気になる症状があるとのことでしたので、拝見したところ親指のばね指の初期段階であることが分かりました。

指を曲げ伸ばしする際に特徴的なポキッとしたクリック音が確認できましたが、まだ痛みは強く出ていませんでした。

当院独自のリハビリ法をその場で指導させていただき、実施したところ、指の引っかかりがすぐに解消されました。

このような初期段階での来院は珍しいのですが、患者様にとっては非常に良いタイミングでした。症状が進行して炎症が強くなってからですと、リハビリ自体が痛みを伴い、十分な力を入れることも難しくなるため、治療効果も得にくくなります。

当院の治療

物理療法を基本に行います。こじれての来院が多く、鍼を併用する場合が多いです。

2.3ヵ月行っても改善の徴候が出ない場合は、ばね指手術をお勧めします。執刀される先生はばね指の天才外科医です。日帰りで可能です。

ばね指になりやすい体質もあります。

前前腕筋群が硬いのが基本的に存在するので、当院提供の独自のストレッチも行って頂きます。

ばね指の標準治療

世界標準のメルクマニュアルの解説です。日本ではMSDマニュアルとなっています。

ばね指 – 08. 骨、関節、筋肉の病気 – MSDマニュアル家庭版

40年前の整形外科ではステロイド注射をバンバンやってましたが、現在では1回するかしないかです。それは腱が弱くなり意外に効果が無いことが分かったからです。

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村坂 克之

小又接骨院・鍼灸院の院長です。鍼師、灸師、柔道整復師の国家資格にて治療を行っています。屋号の小又(こまた)は、先祖の小谷屋亦治郎(亦=又)に由来します。親指シフトユーザー。
詳しくは院長略歴をご覧下さい。