上腕骨外側上顆炎(テニス肘) 当院の手技治療の流れ

中年以後の男女に、原因が有る場合と無い場合もあります。手を酷使する場合が多いです。

上腕骨外側上顆炎(テニス肘) は、発症当初は治るような痛みなので放置する人が殆どです。

1.2ヶ月後に痛みが強くなり、人によっては物を持つときに激痛が出て来院される人もいます。

上腕骨外側上顆炎 (肘の外側の痛み)

関連する筋肉群

  • 肘筋 anconeus muscle
  • 回外筋 supinator muscle
  • 長橈側手根伸筋 Extensor carpi radialis longus (ECRL) ★
  • 短橈側手根伸筋 Extensor carpi radialis brevis (ECRB) ★
  • 尺側手根伸筋 extensor carpi ulnaris muscle
  • 総指伸筋 extensor digitorum muscle (EDC) ★
  • 小指伸筋 extensor digiti minimi muscle

★の筋肉が強く関係しています。

治療の流れ

当院では手技治療のみ行えます。

治療法

肘の支配神経は頚神経6.7.8番になりますが、椎間関節の変位として出るのは胸椎1.2.3番が多いです。ここで問題になるのは facet jointfixation です。理論と臨床の違いが多少あります。

該当神経支配の椎間関節の癒着を解剖運動学矯正法で回復させます。触診の上、異常が認められない場合は実施しません。関連痛として症状がある人は劇的に改善します。

低周波治療を行います。特定の周波数を用いると、短時間になりますが一定の除痛効果は出ます。マイクロカレント電流でも同じです。中周波でも変わりはありません。結局、電気は電気の効果しか有りません。

炎症状態によっては超音波治療器も使います。使用周波数とデューティー比率の選択が効果を出すポイントです。

この疾患には鍼治療は、経験上、意外に効果が少ないです。多分、発症の成り立ちとの関係があり、針刺激には反応しづらいと思います。

パイオネックスゼロ、ソマニクス(ソマニクス、ソマレゾン)を、ポイントを厳選し貼付します。ポイントの選定の善し悪しが治療成績に直結します。皮内針や円皮針は意外に効果は少ないと経験的に思います。

当院の症例では、痛み止めのお薬以上の効果が出る場合が多いです。

他院で貼られた患者さんを拝見することもありますが、そもそも場所の選定が甘く効果があまり出ていないのも多いので残念です。神経支配が分かっていない印象です。

特製の外側上顆炎用のサポーターを常に使用して頂きます。常に使わないと症状の改善は期待できません。また、圧迫が強すぎても効きません。

毎日、村坂ストレッチ法を行って頂きます。後前腕筋や前前腕筋の柔軟性が無いのが誘因になります。

これで、2週間から3ヶ月で殆どの人は改善します。

改善しない場合は、作業内容の手の使い方から見直す必要があります。

Dermatome (anatomy) – Wikipedia https://en.wikipedia.org/wiki/Dermatome_(anatomy)

表紙引用: Tennis elbow – Wikipedia https://en.wikipedia.org/wiki/Tennis_elbow

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この記事を書いた人

村坂 克之

村坂 克之

村坂療法の創始者、小又(こまた)接骨院院長です。
国家資格である柔道整復師、鍼灸師にて、科学的根拠(evidence)の西洋医学と実証経験の東洋医学の調和を図り治療に当たっています。
実証経験とは症例(n=1)の積み重ねのことです。
特に手技治療においては臨床の蓄積が治療成績につながります。
通常の治療で改善しない人、検査が異常無しでも症状がある人、手術を検討されている人、手術後の後遺症でお悩みの人は、どうぞご相談下さい。
手術の選択する場合でも、事前に治療や独自リハビリなど行うことにより術後の結果が良くなっている症例も多いです。
施す治療に100%の正解はありませんが、お力になれば幸いです。