結果を出す手技療法のパイオニア

尿漏れの中年女性 ひどいときはスラックスが濡れることも

他の症状で治療中の50代女性の患者さんです。

患者さんから「以前から尿漏れがあって、パッドも付けているのですが、酷いときはスラックスにも染み出ていて、そんなときはスペアの下着に着替えていたんですが、先生の治療を受けるうちに、知らない間に治ったですよ」と言われました。

なるほどなるほど、早く言ってよー笑、カルテ記録を見たら納得でした。20回前後かかっています。

尿漏れの症状を言って頂けたらもっと早く改善していました。

骨盤底筋のトレーニングもありますが余り効果はありません。そもそも論ですが、その筋肉が動かせないから尿漏れになったのです。

低周波通電で強制的に動かすのなら効果は期待でき、筋肉の動きを自覚できるようになります。その電気も提供しています。

治療

鍼灸になります。

症状の有る無しにかかわらず、女性は仙骨神経叢へのアプローチを必ず行います。理由は子宮卵巣など男性に無い臓器があり、その臓器の働き(閉経後も摘出した人も)が健康の秘訣だからです。

尿漏れの症状には、骨盤底筋への電気通電でも改善します。

仙骨神経叢

仙骨神経叢から下肢への神経を表示(背面)
女性器と仙骨神経叢(後面)

経穴ツボ

セイリン、鍼灸つながるカルテ(背面)

全身の経穴と、これらの経穴も使用し順次改善しました。仰向けでの陰経刺鍼(脾肝腎)も必要になります。

結局、色々な体調不良、体の冷えも取れて、肌つやも良くなり、喜ばれています。

仙骨神経叢とは

仙骨神経叢は、主に第4腰神経から第3仙骨神経の前枝によって構成されている神経の集まりです。この神経叢は、腰部から大腿後面、下肢、足部にかけて広がる神経を含んでいます。具体的には、以下のような重要な神経が含まれています:

  • 坐骨神経:人体で最大かつ最長の神経であり、骨盤から膝窩に至るまでの広範囲に分布しています。臨床麻酔において特に重要です[2][5]。
  • 上殿神経下殿神経:これらは主に臀部の筋肉に関与しています[2][3]。
  • 後大腿皮神経:大腿の後面の感覚を担当しています[2]。

仙骨神経叢は、腰神経叢と連携しており、これらを合わせて腰仙骨神経叢と呼ぶこともあります。腰神経叢は第12胸神経から第4腰神経の前枝から構成され、仙骨神経叢と相互に連結しています[1][3]。

この神経叢は、神経障害や圧迫による痛みを引き起こすことがあり、特に坐骨神経痛などが臨床上の問題として知られています[4][5]。

  • Citations:
  • [1] https://www.miyake-naika.or.jp/18_sougou/sougou_sn-masshosinkei2.html
  • [2] https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjsca/38/1/38_119/_article/-char/ja/
  • [3] https://miyake-naika.com/01sindan/sn-masshosinkei-2.html
  • [4] https://www.msdmanuals.com/ja-jp/professional/07-%E7%A5%9E%E7%B5%8C%E7%96%BE%E6%82%A3/%E6%9C%AB%E6%A2%A2%E7%A5%9E%E7%B5%8C%E7%B3%BB%E7%96%BE%E6%82%A3%E3%81%8A%E3%82%88%E3%81%B3%E9%81%8B%E5%8B%95%E5%8D%98%E4%BD%8D%E7%96%BE%E6%82%A3/%E8%85%95%E7%A5%9E%E7%B5%8C%E5%8F%A2%E3%81%8A%E3%82%88%E3%81%B3%E8%85%B0%E4%BB%99%E9%AA%A8%E7%A5%9E%E7%B5%8C%E5%8F%A2%E3%81%AE%E7%96%BE%E6%82%A3
  • [5] https://kotobank.jp/word/%E4%BB%99%E9%AA%A8%E7%A5%9E%E7%B5%8C%E5%8F%A2-1353336
  • [6] https://kurohon.jp/goro/038/
  • [7] https://www.youtube.com/watch?v=AOZT1wyJSlc
  • [8] https://www.imaios.com/jp/e-anatomy/anatomical-structure/plexus-sacralis-1557894504

女性の尿漏れ

女性の尿漏れは、多くの女性が直面する問題であり、特に加齢や妊娠、出産が主な原因とされています。以下に、尿漏れの原因、種類、対策について詳しく説明します。

尿漏れの原因

女性における尿漏れの主な原因は、**骨盤底筋の緩み**です。骨盤底筋は、膀胱や子宮、直腸を支える筋肉群であり、これが弱まることで尿道の締まりが悪くなり、尿漏れが発生します。骨盤底筋の緩みは、加齢だけでなく、妊娠や出産によっても引き起こされることがあります[1][2][5]。

尿漏れの種類

尿漏れは大きく分けて以下の2つのタイプがあります。

腹圧性尿失禁

腹圧性尿失禁は、咳やくしゃみ、重い物を持ち上げる際にお腹に力が入った時に尿漏れが起こるタイプです。これは、特に女性に多く見られ、妊娠や出産後、または加齢に伴って発生することが多いです[2][3][4]。

切迫性尿失禁

切迫性尿失禁は、急に尿意を感じてトイレに間に合わず漏れてしまう状態です。これは、膀胱の筋肉が過活動になることが原因で、特に高齢者に多く見られます[1][4][5]。

尿漏れの対策

尿漏れを改善するためには、以下のような対策が有効です。

– **骨盤底筋のトレーニング**: 骨盤底筋を意識的に鍛えることで、尿漏れを防ぐことができます。具体的には、ケーゲル体操などが推奨されます[2][3][5]。

– **排尿習慣の見直し**: 尿意を感じた時にトイレに行くことを心がけ、無理に我慢しないことが重要です。また、トイレに行く回数を減らすために、尿意を感じた際にすぐに行くことが推奨されます[1][2]。

– **専門医の受診**: 尿漏れが日常生活に支障をきたす場合は、泌尿器科を受診し、適切な治療を受けることが重要です[4][5]。

尿漏れは多くの女性が経験する問題であり、恥ずかしさから相談しづらいことが多いですが、適切な対策を講じることで改善が可能です。

  • Citations:
    [1] https://jp.lifree.com/ja/urine-leakage/female.html
    [2] https://ninomiya-lc.jp/column/urineleakag-counterplan/
    [3] https://www.urogyne-cl.com/blog/%E5%A5%B3%E6%80%A7%E3%81%AE%E5%B0%BF%E6%BC%8F%E3%82%8C%E3%81%AF%E3%81%AA%E3%81%9C%E8%B5%B7%E3%81%93%E3%82%8B%EF%BC%9F%EF%BD%9E%E5%B0%BF%E6%BC%8F%E3%82%8C%E3%81%AB%E5%AF%BE%E3%81%99%E3%82%8B%E6%B2%BB/
    [4] https://www.urol.or.jp/public/symptom/04.html
    [5] https://www.kao.co.jp/laurier/health/021/
    [6] https://www.kobayashi.co.jp/brand/morenakuto/women/
    [7] https://www.oab-info.com/column/05sikkinnjyosei
    [8] https://ko-nenkilab.jp/symptom/incontinence.html
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村坂 克之

小又接骨院・鍼灸院の院長です。鍼師、灸師、柔道整復師の国家資格にて治療を行っています。屋号の小又(こまた)は、先祖の小谷屋亦治郎(亦=又)に由来します。親指シフトユーザー。
詳しくは院長略歴をご覧下さい。