遠方からの来院ありがとうございます。茨城県から来院されました。
お疲れ様です。
経過
母指CM関節症は、数年前より痛みを感じていましたか、今年に入って整形外科を受診されました。
痛み止めの処方のみで、装具はまだです。お仕事が食品関連なので、装具を着けるのは難しい状況です。
腰痛は検査の結果、腰椎すべり症との事です。
治療
当院開発の母指CM関節症と、腰椎すべり症の治療を行います。
股関節の動きに異常があります。ひっかかりが出ないように治します。
その場で痛みが取れて、開排運動も正常になりました。股関節のFadirf・Fabere(Patrick)テストも正常になりました。
股関節の動きが一次異常となり、関連する関節の動きに関連しています。
CM関節の痛みは頸椎5.6番が関連しています。
仙腸関節や脊柱の椎間関節の動きを治したら、CM関節の痛みも減りました。
前前腕筋の異常緊張
今回の患者さんも、前前腕筋の異常緊張を認めます。
正しい村坂ストレッチ法をしっかり学んで頂きます。
練習時に、「こんなに痛いんですか?」と言われるほどです。そこをしっかり伸ばすことが大切です。
この辺りのコツは対面でしか分からないのです。
装具について
当院提供の装具は、装着することにより、母指CM関節の関節面を正常にします。
仕事で素手での作業が義務づけられていますから、始業前や終了後に装着してもらいます。
ゼラチンとプロテインの関節への効果について
ゼラチンを積極的に取ってもらうようお勧めします。
筋肉低下を心配されてプロテインは取られていますが、量を聞きましたら1日大さじ1杯なので少なすぎです。
プロテインなら体重1キロあたり1グラム必要になります。
私の体験では、ゼラチンの方が関節には効果を感じました。詳しくは下記リンクをご覧下さい。
量や単価あたりの効果を考えると、ゼラチンの方が良いかなと思います。
患者さんにはプロテインは有る分は飲まれて、追加でゼラチンも飲まれたら良いと説明しました。
今後
悪化する前ですし、年齢もお若いので、現在の変形も消退するものと考えます。