遠方からの来院です。東京都からお越し下さいました。
2018年から半年に1回来院されていましたが、今回、都合で11ヶ月空き来院されました。
状態
両手の母指CM関節症は悪化せず安定しています。
初検時には既に変形がありましたが、日々の自己リハビリを真面目に行われて、痛みもコントロールされています。
お仕事が整備関係なのですが、この経過は力仕事を考えると、素晴らしいの一言に尽きます。
但し、期間が空きすぎたのか、仙腸関節ストレステストは陽性、頸椎の動きにもスムーズさが欠けて来ています。
今までの経過
- 軟骨が減った母指CM関節症の59歳男性、4年前からの痛みが治療で消失、手を酷使する仕事でも希望が出できたと喜ばれました
- 母指CM関節症の60歳男性、7ヶ月後に再来院(2回目)、痛みも軽減し今後も整備士が続けられます
- 両母指CM関節症の60歳男性 3回目の来院(初検後1年) 左手は変形が改善 右手の痛みも減る 重労働より物をつまむ動作が痛い
- 両母指CM関節症の61歳男性 4回目の来院(初検後1年8ヶ月)治療後に指をしっかり開いても痛みが出なくなり、治療の蓄積効果が出ました
- 両母指CM関節症の61歳男性 5回目の来院(初検後2年)治療 左手の痛みは無くなるが右手は酷使して痛い
- 両母指CM関節症の62歳男性 6回目の来院(初検後2年8ヶ月) 時々出る強い痛みも治療で軽快になりました
- 両母指CM関節症の62歳男性 7回目の来院(初検後3年2ヶ月) 急に悪化した痛みも治療で落ち着きました
施術
当院規定の母指CM関節症用の施術を行います。
患者さんは、8回目なので、不要な施術は行わず安価にするようにします。
やはり、母指CM関節の元である頸椎6番周辺(C4-T3)の施術を入念に行いました。今回は頸椎2番にも異常がありました。
異常とは変形やズレ(サブラクセーション)ではなく、椎間関節の動きの固定化(フィクセーション)を指します。
治療内容
通常、1回で最大限の治療効果を出すために、これだけの治療が必要になりますが、自己リハビリをしっかりやられていますから、不要なものは行いません。
- 母指CM関節自体の抗炎症
- 外側脊髄視床路への神経促通
- 関連する脊椎椎間関節や仙腸関節の副運動の可動性回復
使用する治療法
- 微弱電気通電
- 母指CM関節症用専用鍼治療
- 解剖運動学に基づく矯正法
- パーマー式カイロプラクティック
- アクティベーター療法
行わなかったもの
- 独自サポーターの巻き方の習得
- 自己チクチク法の習得
- 正しいストレッチの習得
- チクチク療法(長田式無血刺絡療法)
- 加圧リハビリ(医療目的加圧トレーニング)
施術後
仙腸関節由来の股関節の動き、頸椎の椎間関節の動きも正常になりました。
患者さん自身も、体の動きが改善し、母指CM関節のの動きも痛みも改善したようです。
次回は、続けて10月に来院されます。