結果を出す手技療法のパイオニア

乳がん手術後腕が上げにくい50代女性 遠絡統合療法と加圧リハビリ®を実施 スッと上げられるように

乳癌手術後、6年目の患者さんです。

治療目的は、ドケルバン症候群で来院されました。

世界標準メルクマニュアルの解説

ドケルバン症候群とは、手の親指を外側に動かす腱や腱鞘の腫れと炎症のことです。

ドケルバン症候群 – 08. 骨、関節、筋肉の病気 – MSDマニュアル家庭版

親指の腱が通過する腱鞘で炎症が起きます。中年以後の男女に発生します。

ドケルバン腱鞘炎も辛いですが、それ以前から肩が動かしにくいので一緒になんとかなりませんかと希望されました。

治療

遠絡統合療法と、加圧リハビリ®を行います。

近年は五十肩ににかかわらず、当院での肩関節疾患に関しては驚くほど良好な成績になっています。

遠絡統合療法

遠絡統合療法は鍼を使わずに、経絡の調整をして痛みやシビレを取る治療法です。

経絡的な考えの治療では最強と言われています。

当院でも、肩関節、上肢に関しては驚くほど効果が出ています。

加圧リハビリ®

経過の途中から、加圧リハビリ®を取り入れます。血管の柔軟性を簡便に回復させる唯一の方法です。

整形外科でも内科でも疾患のある人は、患部周辺の血管が硬くなり血行不全になっています。硬い血管の柔軟性を回復させます。

KAATSU®機器で発生させる四肢の充血(blood pooling)は、一酸化窒素(NO)、ヒト成長ホルモン、インスリン成長因子-1(IGF-1)、ベータエンドルフィンの分泌など、いくつかの自然に発生する生化学反応を促進します。

これらはすべて、血液供給の増加、組織損傷の防止、体組成と筋肉成長の調節において異なる役割を果たし、骨や組織を成長させ、痛みを抑えます。

経過

現時点で、7回治療しました。

先に、肩関節の動きが正常になりました。

ドケルンバ症候群は2.3割痛みが取れましたが、痛みが完全に取れるのは3ヶ月は必要になります。

早く治さなければならない患者さんは、手術の名医を紹介させて頂きます。

出典:米国CNNヘルス記事

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村坂 克之

小又接骨院・鍼灸院の院長です。鍼師、灸師、柔道整復師の国家資格にて治療を行っています。屋号の小又(こまた)は、先祖の小谷屋亦治郎(亦=又)に由来します。親指シフトユーザー。
詳しくは院長略歴をご覧下さい。