飛騨地方(高山市・飛騨市・下呂市・白川村)の患者さんです。
これまでの経過
数年前から症状が徐々に出て、一年前に整形外科を受診され、腰椎椎間板ヘルニアと坐骨神経痛の診断を受けました。
投薬とリハビリに通院されましたが、全く変化がありませんでした。
あきらめて、2箇所の治療院へ行かれ、電気や鍼治療を受けられましたが変化ありません。
痛みがつらくマッサージへも行かれ、一瞬だけ楽になるそうですが、やっばり変化ありません。
お知り合いのご紹介で来院されました。
初検時の症状
腰椎椎間板ヘルニアの初期症状は消失し、慢性期に移行しています。
腰痛、左足(ふくらはぎ)へのしびれ、です。
お体を細かく拝見したら、辷(すべり)り症も発症していて体が反れないようです。腰椎4番です。
施術
このような場合は、さきに鍼灸を行い、症状が安定したら矯正法マニュピュレーションを行います。
鍼灸とは(独自の特殊鍼法) – 小又接骨院・鍼灸院(村坂克之)
解剖運動学に着目した独自の矯正法マニピュレーションとは – 小又接骨院・鍼灸院(村坂克之)
初回
漢方の五臓の働きを良くする施術になります。その反応を見て次回ポイントを施術します。
夜勤もある仕事なので、漢方の肝の反応が強く出ています。それへの施術を集中して行います。
終了後も体を反ると痛いと言われます。
2回目
初回の施術で、ふくらはぎへのしびれは消失しました。これは年齢が50代もあり、60代70代となればもっと回数が必要です。
今回は体が反れるようにする施術を行いました。
終了後、無事反れるようになりました。反ったとき、患者さんが目を白黒させて「あれ?あれ?反れるー」と言われました。
このような結果が出ても、再び悪い方へ戻りますから、何回か施術を行い良い状態を保てる様にします。
本当に良かったです。
感想
一年間悩んでした症状が、ほん数回で改善したのは患者さんの年齢も多いに関係しています。
また、鍼施術も流派がたくさん有り、それぞれの流派の善し悪しがあります。それとの相性もありますし、術者の力量あります。
やはり、ご縁がないと当院の施術を受けられません。
縁が繫がるのも、運次第の面もありますので、治らない患者さんにつながるよう日々願っています。