結果を出す手技療法のパイオニア

プロテインを飲み続けている65歳男性 足に力が入るようになりだるさも解消 高齢者に積極的なタンパク質の摂取を勧めます

腰椎椎間板ヘルニアで、富山県から長年にわたり通院されている患者さんです。

体格は中肉中背です。

整形外科の治療

現在整形外科で出されているお薬は、リリカとトラムセットです。
 
痛みやシビレが全て無くなることはないのですが、当院の治療を行うことにより、2.3日は痛みも無くなり調子良いのですが、経過と共に痛みも出て来ます。

心筋梗塞

昨年、心筋梗塞にてステント手術を行い、今まで凄く辛い時行っていた腰椎ブロック注射ができなくなりました。

よって、当院の治療に期待されるわけですが、下肢へのシビレや痛みに難渋しましたが、ようやく安定し良好な状態になってきました。

運動もほどほど

患者さんは、健康のためと思い毎日1時間以上散歩をしていましたが、そのために膝関節炎になり水が溜まってしまいました。

関節は消耗品なので、運動すればするほどやはり軟骨は減っていきます。

その兼ね合いが難しいのですが、個人差がありすぎて、あなたにはこれぐらいの運動量という指導ができにくい現状があります。

患者さんは関節の治療も当院で行いつつ、散歩の時間を30分までに制限するようにしました。その結果関節炎も無事落ち着きました。

運動すれば良い結果が出るというのは幻想です。

年齢やそれぞれの体格や能力に応じた運動というものがあります。みんなと同じ運動がその人にとって良いとは限らないのです。

筋肉量の減少が問題

患者さんには、これから筋力がどんどん低下していくので、以下にその低下を遅くするかということが大切になりますと解説します。

よく運動すれば筋肉がつくと言ってやっている中高年の方々が多いですが、中高年なると筋肉を付けることは大変難しい実情をご存知でない方が多いです。

筋肉がついたと思われる方は、若い頃運動していた人が多く、その場合は筋肉トレーニングをすることにより過去に会得した筋肉量に応じた反応を得ることは可能です。

ですから、若い頃には体を動かすことが大切なのです。

タンパク質(ホエイプロテイン)

患者さんにはプロテインを飲むことをお勧めしました。特にホエイプロテインです。

ホエイとはヨーグルトを放置すると透明な上澄液が出て来ます。それがホエイ(乳清)です。

直ぐは変化しない

1ヶ月後は、「何も変わらないけど先生続けた方が良いの?」という質問がありました。

「まあこのまま続けてください」と指導したわけですが、2ヶ月も過ぎたあたりから、「足のだるさが取れてきた」「足に力が入るようになってきた」と言われるようになってきました。

食べ物のみでは難しい

タンパク質が大事というのは最近よく言われるようになってきましたが、食べ物で補うということは不可能に近いと思われます。

特にあっさりした食事が好きな方は、中高年になってからくどいものを食べてくれと言っても無理な話です。

アミノ酸も

また75歳を過ぎる後期高齢者になると、プロテインの吸収率も落ちてきますので、積極的にタンパク質を取るということを考えられるならアミノ酸になります。

アミノ酸の摂取のタイミングがまた重要でありまして、アミノ酸は食事と食事の間の空腹時に飲むことが大切です。

必要量

最初にプロテイン日にち30 G が基本ですが無理でしたら20 G でもいいです。

最初にグラム数を計量することが大切です。カップのCC(容積)とG(重さ)は違います。

タンパク質の分解耐性がない人はプロテインを飲むとすごく気持ち悪くなります。

これは長年におけるタンパク質の耐性がない結果なので、合わないじゃなくて吸収する能力が低いと考えてください。1日5 G 程度から徐々に増やすと良いでしょう。

高齢者の方で積極的に筋肉の低下を抑えたいならアミノ酸一択になります。私アミノ酸はプロテインを分解した物質なので多少金額が高くなります。

生涯現役を目指すなら

プロテインを使うかアミノ酸を使うかは、その時の状況やどれぐらい費用をかけられるかという考えになると思います。

タンパク質の摂取は症状が取れたからやめるということはなく、生涯現役を目指すのでしたらずっと続けることが大切です。

宣伝で、膝に良いとか筋肉の良いとか色々な健康食品がありますが、そのようなものに頼る前に、タンパク質の摂取を増やすことが大切です。

当たり前の話ですし、安く付きますので続けられます。

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この記事を書いた人

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村坂 克之

小又接骨院・鍼灸院の院長です。鍼師、灸師、柔道整復師の国家資格にて治療を行っています。屋号の小又(こまた)は、先祖の小谷屋亦治郎(亦=又)に由来します。親指シフトユーザー。
詳しくは院長略歴をご覧下さい。