結果を出す手技療法のパイオニア

骨盤・仙腸関節の可動性不良が鍼灸だけで取れきれない症例 手技の矯正法の効果を確認しました

毎回言いますが、骨盤はズレませんよ!仙腸関節の動きが悪くなるのですよ!

私の矯正法の歴史を、かいつまんで説明します。

ガンステッド、パーマーのカイロプラクティックから、アクティベーターなど矯正法は色々やってきて、現在の解剖運動学に基づく矯正法マニピュレーションにたどり着いています。

矯正は整体とは違うと言っても、今は通じないのかもしれません。

以前は、トムソンテーブル、ニーチェスト、サイドポスチャーなど全て揃えて取り組みました。

現在は、私は電動昇降の平ベッドで全てできる様になりました。

詳しくは、院長略歴に書いていますので、ご覧下さい。

院長略歴 – 小又接骨院 村坂克之

例えば、患者さんにとっては、トムソンベッドでパコンパコンと派手な音がする矯正法のが効くような気がしますが、気がするだけで効果は平ベッドでも全く変わりません。

ズレと言われるサブラクセーション(subluxation)よりも、関節面や関節自体の固定化、癒着化すなわちフィクセーション(fixation)が、痛みやしびれの症状の原因になります。

この症例で改めて認識できました。

症例

この患者さんです。

仙腸関節の可動性不良を治す、矯正法マニピュレーションを1回行いました。

そうしたら、1年半前から痛かった腰の症状が、半日ガンガンに動いても再発しなかったそうです。

腰椎椎間板ヘルニアからの坐骨神経痛でしたので、そちらに目が行き解消するべく治療を行っていました。

坐骨神経痛は治りました。

患者さんの負担される費用を考えて、矯正法マニピュレーションを二の次にしていました。

これからは、鍼灸も矯正法マニピュレーションも必要になるので、症例を鑑みて提供したいと思います。

鍼灸が効きすぎて、矯正法マニピュレーションを軽視しすぎました。

両輪の如く、両方の治療法が必要になります。

70歳前後から、仙腸関節が固着して反応しなくなるのですが、年齢を問わず、患者さん一人一人を検査してみないとダメだと実感しました。

臨床例が豊富になると、術を施す方の思い込みが出できますから、慣れは大切ですが、慣れすぎに気をつけるようにします。

この記事を書いた人

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村坂 克之

小又接骨院・鍼灸院の院長です。柔道整復師、鍼灸師の国家資格にて施術を行っています。屋号の小又(こまた)は、先祖の小谷屋亦治郎(亦=又)に由来します。親指シフトユーザー。
詳しくは院長略歴をご覧下さい。