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頚腕症候群の50代女性 首の症状の変化を追いかけ脳のストレスも解消したら軽快になりました

痛み止めや痛み止めの湿布で様子をみられていましたが、どうしようもなくなり来院されました。

スパーリングテスト、ジャクソンテスト、神経反射テストも正常です。

単純な頚腕症候群と判断しました。

頸腕症候群 – Google 検索

治療

初回は、解剖運動学に基づく矯正法マニピュレーションを行います。

通常はこれで半分近く症状が消退しますが、患者さんはあまり変化がないと言われます。

痛い期間が長かったり、基礎疾患として肩こりがあると治療の反応が鈍い症例が多いです。

肩の筋肉は異常緊張していましたらか、血流や筋肉の柔軟性を取り戻すために加圧リハビリ®を行います。

4回ほどで、肩の僧帽筋や肩甲挙筋の緊張は取れました。

そうしたら、腕が痛いと言われます。診ますと、上腕の神経痛になっています。肩が辛すぎて、腕の症状が隠れていたためです。

独自のテストをしたら、脳幹部にストレス反応が出ました。

それに対する頭皮と耳への治療を行ったら、肩こりは消失しましたが、腕が痛みのリバウンドで余計に痛く感じて、痛み止めを飲まれたそうです。

これは、患部への血流が劇的に改善されると出る症状ですが、患者さんは長年、痛み止めで痛みを抑えていました。

悪いことではありませんが、痛み止めは血流を悪くして痛みを感じにくくしているので、このような反応が出ることが多いです。

7回治療して軽快になりましたが、神経は一旦興奮すると落ち着くまでには時間がかかりますので、症状を安定させるために、もうしばらくの通院は必要になります。

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村坂 克之

小又接骨院・鍼灸院の院長です。鍼師、灸師、柔道整復師の国家資格にて治療を行っています。屋号の小又(こまた)は、先祖の小谷屋亦治郎(亦=又)に由来します。親指シフトユーザー。
詳しくは院長略歴をご覧下さい。