村坂 克之 
50代男性、2名、首や肩の筋肉のつらさを訴えられて来院されました。
頸椎や胸椎の矯正法マニピュレーションを行いキッチリ治しました。
2名とも同じ年代ですが、同じ時期に来院されたとなると、やはり春の気温が乱高下しやすい気候の変化で、このような症状が出ることが多いのです。
施術
低周波通電を行い筋肉の緊張を取り、頚椎と胸椎の独自の矯正法マニピュレーションを行います。アクティベーターも同時に行います。
アクティベーターテクニックは頸部の細かい矯正に使えて重宝しています。
独自開発した前頚部矯正法です。
下向きが多い、現代のスマホ社会では抜群の効果を発揮します。
特に頚長筋をアジャストすることができる唯一の矯正法マニピュレーションです。
なぜ前頚部矯正法が完成したのか – 小又接骨院・鍼灸院（村坂克之）
治療終了後、2人ともすごく楽になったと言って頂き喜ばれた次第です。
昔はポキポキ鳴らして
私の矯正法マニピュレーションはポキポキしません。
スラストテクニックは使わなくてもアジャストできます。これが分かるまで大変苦労しました。
首は後ろに反った方が脊椎が動きますが、アジャストとなると全く違います。これが分からない術者が大変多いのです。
昔はカイロプラクティックで、さんざんポキポキ鳴らしましたが、あれは施術結果とは関係無いです。
気持ち良いだけですし、骨粗しょう症の人には絶対使用できません。骨がボキッと鳴ると治ったような気分になるだけです。
トムソンテーブルのドロップも皆さんやり過ぎです。あれでは関節が緩くなりすぎます。過可動性になると元へは戻りません。
その手前、寸止めするのが大変難しいのです。
マッサージはその場限り、原因はそのまま
肩や首のこりを伴う症状ですと、通常は揉んだり叩いたりのマッサージを連想されますが、その時は気持ち良いですが、すぐ戻ってしまいます。
なぜなのでしょうか？
それは、頚椎や胸椎の動きに始まり、脳の副神経の反射異常を治さないからです。
頚長筋や斜角筋の深部の緊張が取れないから、すぐ症状が再発するのです。
結局そこを治さないと元が治りませんから、結局何をしてるかわからない状態です。でも気持ちが良いので通うのでしょう。
揉めば揉むほど、患部の毛細血管が潰れるので余計にこるようになるのです。
しかし、精神的な慰安効果はマッサージが優れていますから、悩み苦しみのある人も肩がこりますから、それらへの価値は大いにあります。
今回の2人も、あと1．2回で症状は出なくなるでしょう。