結果を出す手技療法のパイオニア

膝の再生医療【PFC-FD療法】を受けました 今後の変化をブログに書いていきます

変形性膝関節症に対する治療は大きく分けて2つあります。

進行を遅らせる【保存療法】と、根本的な解決を試みる【手術療法】に分けられます。

その間を埋める治療として注目されているのが【PFC-FD療法】です。

当院では保存療法として、電気治療(物理療法)、加圧リハビリ、鍼灸治療を行っています。

PFC-FD療法を希望される場合は、ご紹介させて頂きます。

【ご注意】PFC-FD療法の単独効果ではなく、自分自身に行った加圧リハビリ®や鍼灸療法を行ったので結果が出たと思います。

膝の調子がイマイチ

私は10年以上、ゼラチンを摂取しています。飲み出してから調子が良くなり繊維状軟骨の再生も確認しました。

ゼラチンは関節や腱の痛みに効いた、欠損した私の膝関節軟骨は再生しました ゼラチン健康法 – 小又接骨院 村坂克之

以前のような痛みではありませんが、最近痛みが少し出てきて、今後の膝の管理が必要と感じてきました。

再生医療がどれくらいの効果が有るのかを、身をもって知りたくなりました。

お世話になっている整形外科医に相談して、そのクリニックで実施することになりました。

ヒアルロン酸注射は効かないの?

今回、採血時に数年ぶりにヒアルロン酸注射をして頂きました。

残念ながら全く効果は有りませんでした。継続すれば効果が出るのかもしれません。

注射してもらった整形外科の先生のヒアルロン酸注射の解説です。

日本の整形外科の標準治療ですが、膝にクッション材を注射すると思えば良いです。

  • 軟骨を再生させたり増やす効果は無い
  • 潤滑剤として油をさす効果・軟骨への栄養補給
  • 軽い抗炎症・痛みの軽減効果

この程度の効果なので注射はしなくていいから、加圧リハビリで筋力・筋量の現状を維持するようにとアドバイスをもらいました。

今回、注射の目的は軟骨の再生にあります。

よって、保険治療のヒアルロン酸注射は対象外になります。

私が怖いのは、無菌の膝関節内への注射で万が一雑菌に感染することがあるので、ヒアルロン酸注射を継続する気になれません。

米国整形外科学会(AAOS)2013年ガイドライン、変形性膝関節症に関節内ヒアルロン酸注射は推奨されていませんが日本は?

We cannot recommend using hyaluronic acid for patients with symptomatic osteoarthritis of the knee. AAOS.com

膝の痛みの原点

20代の頃はライダーで、ホンダのオートバイ(CB750FB赤=マンガ・バリバリ伝説グンの愛車)で高野龍神スカイラインを走行中に大転倒しました。

ホンダ CB750F

世界遺産 高野山 高野龍神スカイライン おすすめドライブルート | トヨタ自動車のクルマ情報サイト‐GAZOO

ブリヂストンの最新タイヤを履いてコーナーを攻めてましたが、路面上のオイルには勝てませんでした。単車は大破し、九死に一生を得ました。右カーブだったので対向車線に倒れなかったのが幸いでした。

その時に膝を強打し、その痛みが50歳前後に再び出てきました。膝を曲げる途中で耐えがたい激痛が出ます。

レントゲン・MRI検査の結果、膝蓋大腿関節の大腿骨側に軟骨の欠損が見つかりました。

誰もが例外なく加齢で全体に軟骨が減ってきて来ます。しかし、事故やケガで強打すると部分的に軟骨が早く減るそうです。

このような経緯で、50歳くらいからゼラチンを摂りだして調子は良くなりました。

PFC-FD療法とは

PRP(Platelet Rich Plasma:多血小板血漿)療法より、色々な成長因子を多く含む療法です。

自分の血液を50CCほど採血して、外部に委託し生成した血漿成分を3週間後、膝に注射します。

都合、2回通院が必要になります。

PFC-FD(PRP-FD)に含まれる主な成長因子

  • PDGF-a/b:血小板由来増殖因子・血管新生や細胞増殖を促進する
  • TGF-β:形質転換成長因子・線維芽細胞やコラーゲン合成を促進する
  • bFGF:線維芽細胞増殖因子・線維芽細胞の増殖と血管新生を促進する
  • VEGF:血管内皮細胞増殖因子・血管内皮細胞の増殖や血管新生を促進する
  • EGF:上皮細胞増殖因子・他成長因子の効果を増強させる

血液由来加工受託サービス|事業内容|セルソース株式会社

治療費用は保険外

残念ながら保険は効きません。今回、費用は片膝で176,000円(税込)かかりました。

日本では第一時選択のヒアルロン酸注射ですが、アメリカやヨーロッパでは効果は不明とされ、今後はPRP療法へ移行すると言われています。

費用についての考え

整形外科へ通院する時間がある人は、痛み止めやヒアルロン酸注射で様子を見るのもひとつです。

仕事や介護などで通えない事情があれば、保険は効きませんが有効な治療法と思います。

持続年数は人により様々です。高額な費用も1年持つと考えると、1ヶ月13,750円になります。

治療後の反応

  • 注射当日:膝痛の変化は無し(注射直後注射液のため膝に膨満感、夜膝全体に鈍痛)
  • 翌日:膝痛の変化は無し(大腿膝蓋関節部と内側裂隙部に鈍痛、効いている証拠だそうです)
  • 3日目:膝痛の変化は無し、膝屈伸時のミシミシ音は減る(注射で発生した痛みが無くなる)

ランジの時には痛みが出ますが、今後、膝がどのように変化するのか楽しみです。

ランジ – Google 検索

2ヶ月後の反応

膝の再生医療【PFC-FD療法】を受けました 2ヶ月後の経過 驚異的な効果を実感しました – 小又接骨院・鍼灸院(村坂克之)

13ヶ月後の状態

膝の再生医療【PFC-FD療法】を受けました 13ヶ月後の経過 昔の痛みは出なくなりました – 小又接骨院・鍼灸院(村坂克之)

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村坂 克之

小又接骨院・鍼灸院の院長です。鍼師、灸師、柔道整復師の国家資格にて治療を行っています。屋号の小又(こまた)は、先祖の小谷屋亦治郎(亦=又)に由来します。親指シフトユーザー。
詳しくは院長略歴をご覧下さい。