以前、脊柱管狭窄症の治療で通院されていました。
脊柱管狭窄症の足のしびれはほぼ解消され、米寿の旅行も無事行くことができました。
来院までの状態
昨年11月に出先で気を失い転倒し救急で入院しました。
検査の結果、くも膜下出血の診断で2ヶ月間入院しました。その後、自宅療養をしていました。
今月、目まいを発症しMRI等の検査をしましたが異常はありませんでした。
「セファドール」「トラベルミン」の処方をされ、就寝時は目まいが落ち着くそうですが、日中は効果が無いそうで目まいがします。
後、目まいで転倒し肩を痛め手が95度以上に上がらなくなりました。
初検の状態
回転する目まい、椅子から立つのに介助が必要、足が前に出ない、と訴えられます。
腱反射は膝蓋腱反射は異常亢進していますが、アレス腱反射や手の反射は正常です。
膝蓋腱反射は異常亢進は、脊柱管狭窄症の反応です。
肩関節は腫脹を認めます。
治療
チクチク療法と高濃度水素水浴を行います。筋力反射効果を狙い加圧リハビリは当然必要ですが、経過を見ながら実施することになります。
腰掛けから立つのに介助が必要でしたが、ご自身で立てるようになりました。
目まいも無くなりました。
仮面様顔貌も、目がハッキリ開くようになり笑顔も出るようになりました。
このような良い結果が得られて、ご家族もたいへん喜ばれました。
効果の持続時間は大変個人差があり、2.3日から1ヶ月の間です。なぜこんなに差が出るのかは不明です。
今後の継続通院が必要になります。
しばしば、このような劇的な変化が得るのを経験しています。