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両母指CM関節症・右2.3指腱鞘炎・右足関節炎の52歳女性、手指や前前腕筋の異常緊張が今の症状を引き起こしていました

遠方からの来院ありがとうございます。大阪府からお越し下さいました。

2日間の治療日程です。

来院までの状態

発症は3年前です。両母指CM関節症です。右>左が悪いです。

整形外科を受診し母指CM関節症の診断を受けています。装具のみの処方を受け、注射はされていません。

右足関節炎です。少し腫れがあります。右2.3指腱鞘炎です。

腰痛、肩こりがあります。

腰は20年前くらいに何回かぎっくり腰をやっています。

初検の状態

両母指CM関節症、右足関節炎です。

右母指CM関節部が、軽い凸変形があります。

文字を書き続けると、右2指が震えてくると言われます。書痙がジストニアかと思われましたが、よくよく診ましたら腱鞘炎でした。

右の人差し指と中指が腱鞘炎になっています。

明らかなばね指にはなっていませんが、既に腱の引っかかりがでてきています。

中指の第2関節が悪化していてブシャール結節症になりかけています。ブシャール結節症の原因が腱鞘炎である示唆です。

ばね指になれば、腱鞘(A1プーリー)切開の手術を早急に受けることが最善の方法です。

1日目の治療

当院規定の母指CM関節症の治療を行います。

母指CM関節と仙腸関節との関連があり、これの検査は股関節の開排運動で調べます。

右股関節>左股関節の動きに引っかかりがあり、治療で解消します。

仙腸関節への関節運動学矯正法や腸腰筋修正で回復させます。仙腸関節の動きの修正のみでは不十分です。

開排運動も正常になりました。股関節のFadirf・Fabere(Patrick)テストも正常になりました。

  • Fadirf(ファディーフ)テストの動きは、膝屈曲位、股関節90度屈曲、内転、内旋、屈曲
  • Fabere(ファベーレ)テストの動きは、膝屈曲位、股関節90度屈曲位、外転、外旋、伸展
関連痛の存在、改変引用:Dermatome (anatomy) – Wikipedia

2日目の治療

痛みの検査をします。腱鞘炎は改善したそうですが、母指CM関節の痛みは変わりません。

患者さんに、強い手指や前前腕筋の異常緊張が存在するからです。

足関節の炎症は「村坂ゴムバンド足指リハビリ」にて解消します。

1日日の治療と同じです。取れきれなかった関節の副運動を治します。

手指や前前腕筋の異常緊張

今回の患者さんは、強烈な手指や前前腕筋の異常緊張が存在しました。

これが腱鞘炎やCM関節症になりやすくしていた原因なのです。

これでは母指CM関節が壊れるはずです。それほど2-4指が硬いと母指への負担が増えます。

非公開の方法も含めて、しっかり学んで頂きます。

患者さんは、「三日坊主やから、ちゃんとできへんねん💦」と言われましたが、安全な方法でしっかり学んで頂きます。

「痛みが出るけど正しいストレッチ=痛みを取る」理屈に抵抗を感じられましたが、私が付きっきりで練習を行いましたので不安無くできるようになりました。

これができるようよなれば、痛みもドンドン軽減するでしょう。

足指が親指しか動かない

村坂ゴムバンド足指リハビリの練習で、親指以外ほとんど動きません。

患者さん自体、大変驚かれました。練習し少しずつ動くようになるのは最低1ヶ月かかります。

足指が動くようになれば全身状態も改善します。

腰の状態や、強いては母指CM関節の動きも改善するようになります。

 

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この記事を書いた人

村坂 克之

村坂 克之

村坂療法の創始者、小又(こまた)接骨院院長です。
国家資格である柔道整復師、鍼灸師にて、科学的根拠(evidence)の西洋医学と実証経験の東洋医学の調和を図り治療に当たっています。
実証経験とは症例(n=1)の積み重ねのことです。
特に手技治療においては臨床の蓄積が治療成績につながります。
通常の治療で改善しない人、検査が異常無しでも症状がある人、手術を検討されている人、手術後の後遺症でお悩みの人は、どうぞご相談下さい。
施す治療に100%の正解はありませんが、お力になれば幸いです。