結果を出す手技療法のパイオニア

ベーカー嚢胞の71歳女性(神奈川県) 治療に反応し逆止弁が開き嚢胞は消失、発病後早期の来院が幸いでした

遠方からの来院ありがとうございます。神奈川県から来院されました。

今年の春に来院を計画されましたが、行事や平成30年7月豪雨の為、今になりました。

2回治療の予定です。

経過

今年1月に、毎日1時間のウォーキングをされていました。

3月に膝裏の違和感を覚え、4月に整形外科を受診しました。

診断はベーカー嚢胞で、ひどかったら注射で、それでもダメなら手術になると説明を受けたました。

検索で当院を見つけて、来院を考えていたそうです。

状態

膝に痛みは無く、正座の時に違和感があります。

変形も殆どありません。

嚢胞の大きさは、5×5センチで中に1.5センチ位の固い塊があります。

関節水腫(膝の水)はありません。

治療

当院規定のベーカー嚢胞の治療を行います。

嚢胞の逆止弁を開く手技

独自開発の嚢胞の逆止弁を開く手技を行います。

厳しい条件でしたが、3回目で逆止弁が開き、嚢胞は消失しました。

翌日は、右膝裏の違和感がでます。

2回目の治療は、前日に取れきれなかった他の状態を治します。

自己リハビリを学んで頂く

村坂ゴムバンド足指強化法を学んで頂きます。

これを行うことが、下半身の強化につながります。スクワットではありません。

卓球を60歳からやっておられます。下半身の筋肉がしっかりしています。

週3回、毎回3時間やっているそうです。凄いです。

足指強化法も、下肢協調運動の時に全くぶれません。初めてこんな人見ました。

カニ歩きは指が浮きますが、反復足上げは全くぶれないのです。

患者さんは、「太い足で本当に恥ずかしいんです」と言いますが、知り合いの骨粗しょう症の友人からは羨ましがられているそうです。

「来世は、モデルさんのような足になるように願えば良いですよ」と冗談を言いつつ、「しかし、あんな細い足では豊かな老後は絶対来ないですよ」と解説すると納得されました。

後は、膝関節の関節液の流れを良くする自己リハビリを学んで頂きました。

ウォーキングより卓球をお勧めする

意外かと思われますが、ウォーキングは膝の負担が多いのです。

卓球が下半身の外側の筋力強化には凄く効果的なのが分かりました。

豊かな老後は足腰からです。

特に足指の強化が大切なのです。

村坂ゴムバンド足指強化法は、膝に痛みがあっても太ももの筋肉(大腿四頭筋)を強化できる素晴らしい方法です。

2022年、現在の治療

1回で嚢胞を収める事が可能になりました。

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村坂 克之

小又接骨院・鍼灸院の院長です。鍼師、灸師、柔道整復師の国家資格にて治療を行っています。屋号の小又(こまた)は、先祖の小谷屋亦治郎(亦=又)に由来します。親指シフトユーザー。
詳しくは院長略歴をご覧下さい。