遠方からの来院ありがとうございます。山梨県からお越し下さいました。
公共交通機関だと、直接の経路がありませんので凄く時間かかりますが、自家用車で来られたので3時間弱だったそうです。
2日に渡る治療日程です。
来院までの経過
仕事の粘土細工や手芸を長年やっています。
数年前から痛みが出て来て、去年12月から急激に痛みが強くなってきました。
近医の整形外科、後、手の外科専門医を受診されました。
母指CM関節症と手根管症候群を併発していて、まず、手根管症候群の手術をしましょうと勧められました。
てっきり、患者さんは母指CM関節症も一緒に治ると思い、即、手術になったそうです。
手術後、手根管症候群手術跡が余計に痛みが強くなり血圧が200まで上昇し、母指CM関節症の手術は中止となりました。
それで、色々調べられて、来院となりました。
1日目の治療
当院独自の母指CM関節症の治療を行います。
両膝の変形性膝関節症もあったので、一緒に治療します。やはり、外反母趾があります。
母指CM関節症は手根管症候群の側で、手の前腕が少し痩せています。痛くて動かさないようにしたら、あっという間に痩せてきたそうです。
手根管症候群の手のひらや指先は腫れています。これは手根管が圧迫されている証拠です。
一連の治療後に、自宅での自己リハビリを勉強してもらいます。
このときに、母指CM関節症・手根管症候群の側の手首や前腕筋の異常緊張があります。
痛めないように、かつ、しっかり伸ばせるコツを学んで頂きます。
膝関節炎の痛みは、足指の力か回復すれば相当よくなりますので、正しい村坂ゴムバンド足指強化法をしっかり学んで頂きます。
2日目の治療
治療前の診察で、患者さんは「母指CM関節の痛みも、手根管症候群の手術跡の痛みも、ほぼ気にならなくなりました」と言われました。
手根管症候群の手のひらや指先の腫れは、減少しています。
前腕筋の異常緊張や手関節の可動性も見事に改善しています。
年齢の割に治療に対する反応が非常に良かったです。
2回目の治療を行います。
強直性脊椎炎の既往がある
Ankylosing – 08. 骨、関節、筋肉の病気 – MSDマニュアル家庭版
強直性脊椎炎の既往があるので、仙腸関節や脊椎椎間関節の矯正を身長に再び行います。
治療後、可動性が改善して、すべての動きが軽快になります。凄く驚かれました。
1日目で取れきれなかったのを、矯正します。
専用サポーターを喜ばれる
当院の母指CM関節症用の専用サポーターが、指が使えて固定になり、痛みも凄く減るので、効果に驚かれました。
このサポーターは装着することにより、母指CM関節症の鞍関節の関節面を矯正し元に戻します。
後は、自己リハビリとゼラチンの摂取をしてもらえば、豊かな老後になり、早急に仕事に復帰出来そうです。