血圧と痛みやしびれの関連です。
驚愕の事実ですが、痛い、しびれるを強く訴える人は総じて血圧が高いのです。
ある患者さんは、180を超えていました。血圧のお薬はずっと飲まれています。
痛いから高いのか、高いから痛いのか、ニワトリと卵の関係みたいですが、私は高血圧が痛みを増長させる原因の一つと考えています。
早朝高血圧は見逃されやすい
お薬を飲んでいても、血圧がしっかりコントロールされいる人は少ないです。
早朝高血圧の可能性の指摘をしても、理解のある先生は循環器を診られる先生だけです。
脳卒中・心筋梗塞の予防は、まず早朝高血圧の発見が必要になります
自宅で起床後30分以内に測りましょう
家庭内血圧は大変重要です。受診前に1週間で良いので測ってみましょう。
起床後、お手洗いへ行かれてから、座って2分くらい安静にしてから測ります。
2回か3回測って平均を出します。方法は先生により違います。
高かったら血圧手帳を先生に診てもらいましょう
血圧手帳は薬局でもらえます。
早朝高血圧は寝るときにお薬を飲まないと下がりません。朝のお薬だけでは決して下がりません。
早朝高血圧の場合は処方を変えるのが普通ですが、頑なに変えない先生もいます。未だに患者さんをおもちゃにする先生もいます。
そのような場合は、受診先を変えた方が賢明です。血圧に対して不得意の先生も実際にいますので。
特に夏に血圧は総じて下がりますが、もし高かったら秋や冬に倒れる可能性が高くなります。
急激に正常域まで下げるられない実情
高血圧の患者さんを急激に正常域まで下げると、急に気を失ったり、ふらつき、立ちくらみ、目まいが出るそうです。
徐々に下げるとなるそうですが、高齢になると目標値まで下げられない場合もあるそうです。
この辺りは、診る先生の腕の見せ所ですね!
高血圧は痛くもかゆくもないので放置する人が多いのです
高齢になってからは、手遅れになるので中年からコントロールしましょう。