肩の関節炎と腰痛で来院され相談がありました。コロナ感染後も咳が治らない女性です。
症状
肩関節炎
半年前から症状があります。可動域の制限はありませんので五十肩ではありません。上腕二頭筋腱部と腱板の痛みです。
腰痛
ギックリ腰で整形外科を受診されていますが、既往症に喘息があるのにNSAIDsが処方されています?あれっ思いました。
患者さんに説明しました。
喘息
喘息は小学生の時になり、妊娠中に再び喘息となりました。
妊娠中に喘息となるのは漢方の「脾胃」の流れが悪くなるからです。ここにヒントが隠されています。
コロナに感染したら一年経っても咳だけが治らないそうです。起床時の喉のヒューヒューという喘鳴(ぜいめい)がひどいそうです。
お薬は処方されましたが余り効果を感じられないそうです。
施術
ぎっくり腰由来の腰痛は、仙腸関節や腰仙関節の動きを出す矯正を行えば治ります。
この患者さんの肩関節炎や喘息は副交感神経の興奮が原因なので、唯一調節できる刺絡療法を行います。
1回の施術で腰痛と肩関節炎は治り、長年の喘息は2回の施術で朝の喘鳴が無くなりました。
患者さんは、喘息は一生付き合うものと思われていたので、施術の効果に大変喜ばれました。