結果を出す手技療法のパイオニア

城山公園を散策したら膝に水が溜まった84歳女性 加圧リハビリ®と特製装具で早期に改善しました

84歳の女性です。膝が痛いと足を引きずって来院されました。

城山公園を散策したら、翌日から激痛となり来院されました。

施設案内 城山公園|高山市

お体を拝見しますと、膝に水が溜まっています。結構溜まっていて50cc以上です。

通常は、急いで整形外科を受診され、関節の水、関節水腫を注射で抜いてもらうわけですが、何回も抜くことになります。

原因

膝の関節に溜まる水は、一般的に「膝関節水腫|ひざかんせつすいしゅ」と呼ばれ、様々な原因で発生する可能性があります。

たとえば、関節炎、捻挫、靭帯損傷、半月板損傷などが考えられます。

当院の施術

当院特製の関節水腫用の装具を購入していただき、加圧リハビリ®を開始します。

日曜日を挟み、都合4日間に渡り、毎日加圧リハビリ®を行った結果、5日後には、関節の水は無くなりました。

加圧リハビリ®も当院独自のプログラムを使います。

加圧リハビリ®で効果を認めた症状 /痛み・しびれ・腫れ/浮腫/筋肉反射速度の向上/筋肉増量/心臓の負担軽減/医療目的ダイエット/ – 小又接骨院・鍼灸院(村坂克之)

水を抜かない方が良いの?

ケガで膝を強打して水が溜まった場合は必ず抜いて下さい。血が混ざっていますので、抜くと治りが早いです。

但し、無理をして水が溜まったのは、水を抜かないほうが良いのか問題です。

川を流れる水でも、飲む水でも一緒です。美空ひばりの歌ではありません(笑)

関節に水が溜まるということは、その場所を冷やすためや、衝撃を和らげるために必要があるから水が集まってくるわけです。

それを強制的に注射で廃液することは、痛みを取る手立てとしては必要です。

但し、注射で抜きますと、膝に起きた炎症、すなわち火事です、火事の炎は消えないわけです。

上手な整形外科医は、ステロイド注射(最強の抗炎症剤)も併用して炎症を抑え込みますが、何度も使える方法ではありません。残念です。

そうなりますと、潜在的に関節破壊が進むわけです。

だから、クッション材のヒアルロン酸の注射となりますが、以前より効果に疑問を示す論文がありましたが、2022年にやっぱり効果が無いと言う論文が出ました。

(BMJ 2022; 378: e069722)
Viscosupplementation for knee osteoarthritis: systematic review and meta-analysis | The BMJ

医療者であれば誰でも認識していることです。

日本では、軟骨が復活する期待を込めて注射を皆さん受けています。ヒアルロン酸注射では軟骨は復活しません。

打つと3ヶ月も調子良いと言う人がいますが、精神的な安心感がそうさせると思われます。

私もヒアルロン酸注射をしたことがありますが、効くのは最初の1.2回だけです。後は効果を全く感じられません。

標準治療が関節の水を抜くということになってますから、それに対して異議を唱えるわけにはいきません。

それの代替の策としては加圧リハビリ®しかないと思っています。

ですから当院では、加圧リハビリ®を使い関節の水を引かせるのです。同時に、周りの筋肉も同時に丈夫にします。ここがポイントです。

何歳であっても早期に治す事が大切です。皆さん気持ちは若いです。

患者さんは大変驚かれますが、当院の日常風景なので、私は、こんな感じですよーとニヤッと笑うぐらいです。

聞くと10年近く前から膝が調子悪いと言われてました。膝をかばい足関節も少し変形が出ています。

80過ぎという高齢ですが、加圧リハビリ®を使い、筋肉を再び蘇らせ、スタスタ歩ける世界に戻ってこさせようと考えています。

こういう治療施術が標準になることを願いますが、現在は当院へ来院される人だけが、このような治療法で治せるわけです。

この記事を書いた人

アバター画像

村坂 克之

小又接骨院・鍼灸院の院長です。柔道整復師、鍼灸師の国家資格にて施術を行っています。屋号の小又(こまた)は、先祖の小谷屋亦治郎(亦=又)に由来します。親指シフトユーザー。
詳しくは院長略歴をご覧下さい。