結果を出す手技療法のパイオニア

腰部脊柱管狭窄症の73歳男性 費用はかかりましたが痛みの無い生活を取り戻せました

高山市から通院されています。

症状の出始めは10年くらい前で、変形性腰椎症から経年で腰部脊柱管狭窄症に移行しています。

当初は、整形外科を受診しレントゲンやMRI検査で状態が判明して、投薬やリハビリを続けていたそうです。

一旦ある程度は回復したそうなのですが、再び悪化し、薬も効かないし治らないのかなぁとあきらめて、整形外科への通院も止められました。

後は手術しかないかなと日々思案していたそうです。

当院の噂は整形外科へ通院中から聞いていたそうですが、古川町が遠い印象なのでどうしようかと思っていたそうです。

ダメ元で当院へ行くことにしたそうです。

来院

初検時、典型的な腰部脊柱管狭窄症の症状です。元となる変形性腰椎症もあります。

軽い跛行(びっこ)を呈します。

幸いなのは、痺れと痛みが片足だったので、両足に出るタイプよりは改善するスピードは早いです。

これくらいの年齢だと、全ての治療法を取捨選択して一番良い組み合わせをして治療に当たります。

治療法

患者さんの状態から、解剖運動学に基づく矯正法マニピュレーション、鍼灸治療、マイクロカレント、吸角療法を採用しました。

回数

15回ほど治療を行い、無事に痛みもシビレも殆ど取れました。現在症状は5%位残っています。

今も維持するために時々来院されています。

改善するまでの通院回数は、状態と年齢が関係しています。

80代になると治療に反応する度合が減りますから回数はもっと必要です。

今では、小屋の屋根に登りトタンの修理とかできる様になりました。

患者さんは、「痛いときは今度の通院はいつかとと指折り数えていたんやけど、今では行かなくても良いかなと思うようになったんですよ」と感謝されました。

あきらめない気持ちが大切

改善する可能性の高い治療を提供していますが、大切なのは患者さんがあきらめずに通ってもらうことです。

患者さんのあきらめない気持ちがあれば病魔も退散するのでしょう。

魔法のようにパッと治れば超したことは無いですが、それはありえませんので、正しい治療を選択されることを願います。

お薬の弊害

整形外科では、痛み止め(一般名:ロキソニン・セレコックス・ハイペンなど)やシビレ止め(一般名:リリカ・タリージェなど)を処方されます。ノイロトロピンやビタミンB12製剤のメコバラミン(一般名:メチコバール)は殆ど効果は無いのになぜ処方するのか疑問です。

これらが効くと幸いなのですが、患部の状態は全く改善しなく目隠しをする治療です。

漢方としては、痛み止めが腎臓への負担をかけるので、骨=腎(臓象)と考えますから、痛みが取れても本質としては悪化させています。

効くと患者さんは良くなったと思いますから、動きも無理をしてしまい、結局悪化してどうしようもならなくなって手術の経過をたどる人が多いです。

患部の椎間関節の状態を改善すれば本当に良くなるのにもったいないです。これが狭窄があっても痛みが出ない人の特徴でもあります。

来院される縁が繫がらない人や、車など足が無いと通院が困難な人は致し方無いのかなと残念に思います。

この記事を書いた人

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村坂 克之

小又接骨院・鍼灸院の院長です。柔道整復師、鍼灸師の国家資格にて施術を行っています。屋号の小又(こまた)は、先祖の小谷屋亦治郎(亦=又)に由来します。親指シフトユーザー。
詳しくは院長略歴をご覧下さい。