結果を出す手技療法のパイオニア

ぎっくり腰の60代男性 当院へ通院歴10年以上 年齢と共に治療法も変化します

1年に1-3回位、ぎっくり腰を起こして来院される高山市の60代男性です。

今までは、我慢して我慢の果てに来院されていましたが、直ぐ治った方が楽だとようやく納得されたので、最近は痛めたら直ぐ段取りをして来院されます。

年齢と共に治療法も変化して、現在は鍼灸で治しています。

今回も中腰の作業をしてて痛められました。

当院へ通院されるようになって10年以上経ちますが、途中仕事も変わられましたが、腰は弱いので時々痛められます。

最初の50代の頃は、電気治療と当院独自の矯正法マニピュレーションで良くなっていたんですが、年々効果が弱くなってきて、治るのに回数が必要になってきました。

それだと患者さんに迷惑をかけますから、どうしたものかと思案して鍼灸治療に変更したわけです。

鍼灸とは(独自の特殊鍼法)

そうしたら、抜群の効果を出して、スパッとほぼ1回で治るようになりました。

ぎっくり腰で問題となる、仙腸関節(骨盤と仙骨の関節)や、腰仙関節(腰椎5番と仙骨の関節)を施術するわけですが、手で関節の動きを回復させて痛みを取るのが、独自の矯正法マニピュレーションです。

解剖運動学に着目した独自の矯正法・マニピュレーションとは

この治療法は、施術して貰う患者さんはなんとなく触られていて感じだけですが、立つとぎっくり腰が治っている魔法のような治療法です。

ポキポキはしませんので、ドロップも使いませんから、骨粗しょう症の女性でも可能な矯正なのです。

患者さんの腰の関節は、年々動きが固くなり、反応も悪くなって来ました。それは加齢により靱帯が固くなるから仕方無いです。

さて治療法をどうしようかとなりましたが、鍼灸で仙腸関節や腰仙関節を緩めると簡単に治ってくれるのです。

鍼灸のテクニックしては、3寸(長さ90ミリ)の鍼を関節のすき間に刺す技術は必要になります。

実際の人体での解剖学が必須になり、仙腸関節の上部関節面に沿って斜めに刺し、腰仙関節は第5腰椎横突起と骨盤の間を通したり、第5腰椎椎間関節へ刺したりします。

この鍼灸の特殊鍼法を使うと、骨粗しょう症のある患者さんでも治すことが可能になり、日々痛み止めだけでスッキリしない日々から抜け出すことが可能になるのです。

同じ患者さんでも、年代に合わせて施す治療法が変わって来た症例です。

この記事を書いた人

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村坂 克之

小又接骨院・鍼灸院の院長です。柔道整復師、鍼灸師の国家資格にて施術を行っています。屋号の小又(こまた)は、先祖の小谷屋亦治郎(亦=又)に由来します。親指シフトユーザー。
詳しくは院長略歴をご覧下さい。