結果を出す手技療法のパイオニア

バスケットを行う小学生 膝の痛みは成長痛ではなく腰の仙腸関節に原因があり解消されました

小学4年生の女子です。

3年生からバスケットを行っているそうです。

片方の膝が時々痛くなるそうで、それに関連して片方の股関節も痛くなるそうです。調子の良いときもあるそうです。

ご両親が子供の頃、同じ症状で、結局、膝を悪くしたので心配になり来院されました。

治療

股関節を動かして仙腸関節へのストレステストを行います。

ストレステストを行わないと異常が検出できません。運動性の痛みはストレステストが必須です。

  • Fadirf(ファダーフ)(膝屈曲位で股関節を90度屈曲し、その位置から内転、内旋、屈曲。仙腸関節の前屈が起こる。)Fadirf testの動きは、膝屈曲位、股関節90度屈曲、内転、内旋、屈曲。
  • Fabere(ファベーレ)(股関節90度屈曲位から外転、外旋、伸展。股関節に問題がなければ仙腸関節の検査になる。仙腸関節前屈が起こる。) Fabere testの動きは、膝屈曲位、股関節90度屈曲位、外転、外旋、伸展。
  • Patrick(パトリック)テスト:仰臥位で股関節を屈曲・外旋し,足部を反対側の大腿にのせて胡座をかいたような姿勢にして膝を下に押しつけると股関節痛が誘発される.

結果は痛い方が陽性で、痛く無い方が陰性でした。

仙腸関節の副運動を正常にする、矯正法マニュピュレーションを行います。

治療後、ストレステストは陰性になりました。股関節の引っかかりも全て解消されました。

後、通院回数が減らせるように、膝の不安定を解消するポイントに治療を行います。

家庭では

膝の腫れがありますが、仙腸関節の問題が解消されましたから直ぐに無くなります。

気になる場合は、運動後に冷湿布を貼って頂きます。痛み止めは不要です。

おばあちゃんのモーラステープは、孫がカワイイからと貰っても貼ってはダメです。

光線過敏性になるかもしれませんので、理由を話して好意だけ受け取りましょう。

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村坂 克之

小又接骨院・鍼灸院の院長です。鍼師、灸師、柔道整復師の国家資格にて治療を行っています。屋号の小又(こまた)は、先祖の小谷屋亦治郎(亦=又)に由来します。親指シフトユーザー。
詳しくは院長略歴をご覧下さい。