結果を出す手技療法のパイオニア

衣替え作業中にぎっくり腰になった50代女性 独自の特殊鍼法で略治しました

高山市の患者さんです。

今年2022年は大雪だったのに、例年になく暑くなってきて、桜も10日以上早く咲きました。

患者さんは衣替えをしようと衣装ケースをタンスから引き出そうとしてぎっくり腰になりました。

とりあえず近場の他院へ行かれたようで、干渉波や手技治療後に余計に痛みが強くなり、何とかして欲しいと来院されました。

状態

へっぴり腰で来院され、中腰になったり、背筋を伸ばすときに激痛が出ます。

その時点では、腰椎4/5、腰椎5/仙椎1の椎間関節の痛みがあります。

治療

普段なら、解剖運動学に基づく矯正法マニュピュレーションを行いますが、椎間関節の炎症が強く不適応です。

この場合は、独自の特殊鍼法を行います。鍼治療の抗炎症作用は素晴らしいです。

鍼治療を行ったら、元の症状が浮き出てきました。左の仙腸関節の捻挫です。

仙腸関節の鍼治療を行っている途中から、患者さんが「あれー?あれー?痛みがーあまり無い?」と不思議そうに言われます。

遠方からの来院なので、通院間隔が空いても痛みがぶり返さないように、追加で特殊処置をおこないます。

これで明日から働けます。

「後医は名医」

後医は名医 - Google 検索

「患者さんを最初に診た医師(前医)よりも、後から診た医師(後医)の方がより正確な診断・治療ができるため名医に見えてしまう」

のように、後から診た方がより正確な診断が下せるのは事実なので、この症例のようにスパッと改善すると患者さんから誉められますが、術者は浮かれてはいけません。

この記事を書いた人

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村坂 克之

小又接骨院・鍼灸院の院長です。柔道整復師、鍼灸師の国家資格にて施術を行っています。屋号の小又(こまた)は、先祖の小谷屋亦治郎(亦=又)に由来します。親指シフトユーザー。
詳しくは院長略歴をご覧下さい。