結果を出す手技療法のパイオニア

村上宥快和尚さん説法「観心」

村上宥快和尚さん【1918年(大正7年)10月8日〜1991年(平成3年)3月12日・享年72歳】のお話をまとめました。

【注】和尚さんが言われた六親眷属は意味合いが違います。仏教で言うところの親類縁者ではなく魂の兄弟を指します。意識魂の兄弟、本体を中心にして五人の分身から成り立つ意識体である六人は生命の永遠のグループです。詳しくはリンク先をご覧下さい。

村上宥快和尚さん説法「魂のグループ」

観心(かんじん)

「観心」かんじんと読みます。この意味は心を観ることです。

心を観るとは、八正道の一つの正見を指します。

八正道は、

  • 正く見る(正見)
  • 正しく思う(正思)
  • 正しく語る(正語)
  • 正しく仕事をする(正業)
  • 正しく生活をする(正命)
  • 正しく道に精進する(正進)
  • 正しく念ずる(正念)
  • 正しく定に入るべし(正定)

のことです。

その中でも、正見、正思、正語は、八正道の中でも最も大切な規範になります。

高橋信次先生の前世である、天台大師(天台智顗)が、見ざる、言わざる、聞かざるの三猿の譬えを説いています。

これは、見る、言う、聞くが地上界の生活で必須の条件になりますが、自分の目の前の現象を、そのまま受け取り判断すると、愚痴、怒り、そしり、葛藤、闘争、という煩悩の曇りに覆われ、安らぎの生活ができなくなると説いているのです。

五感機能は必要なものですが、それだけで判断をしますと六根につながるのです。

ですから、八正道という八つの規範に基づき、第三者の立場で、自分の心に問う反省を忘れないでください。

何をしても、思っても自分の勝手という考えがありますが、私たちの肉体は神からの借り物なのです。

心(魂)が自分自身なのです。

ですから精神という神の心とつながっているのです。又、神のエネルギーが通る神経があるのです。六親眷属という魂の兄弟が、地上界の生活を見守ってくれているのです。

人間誰しも、安心した生活を望んでいます。

安心が経済・物質・地位によって得られるものと考えていましたが、それで得たものは本物ではありません。いつしか失うまいと躍起になり、人を蹴落としてもという考えが出てきます。

その意識があればあるほど心の中は不調和となり、やがては魔に魅入られるのです。魔とは、人の幸せを喜べない、人の不幸をあざ笑う心です。

20世紀までは経済・物質が価値の基準でしたが、これからの21世紀は心の時代です。

心の時代は、お互いに協力し持たざるものを提供し合い、助け合って生活をしていくのです。物質・経済には恵まれないでしょうが、そこで慈悲と愛の心を育むのです。

21世紀の心の時代というのは、この先皆さん自身が正法というものを旗印にして、多くの人々に心というものの根源や存在というものを説けなっかたら21世紀の役には立ちません。

どんなに困難が待ち構えていても、正法を護持し心を失わなければ必ず乗りきれるのですから、勇気・智慧・努力を忘れずに生きて下さい。

あの世へは、慈悲と愛の心しか持って還れないのですから。

この記事を書いた人

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村坂 克之

小又接骨院・鍼灸院の院長です。柔道整復師、鍼灸師の国家資格にて施術を行っています。屋号の小又(こまた)は、先祖の小谷屋亦治郎(亦=又)に由来します。親指シフトユーザー。
詳しくは院長略歴をご覧下さい。