結果を出す手技療法のパイオニア

STT関節症の56歳女性(神奈川県) 原因は手指や前腕筋の異常緊張 関節機能異常の回復で患部も全身状態も改善しました

遠方からの来院ありがとうございます。神奈川県からお越し下さいました。

1回の治療日程です。

高速バスのご利用です。

来院までの状態

2年前から痛みが出始めました。

近医を受診し単なる関節炎の診断で、1年前に専門医を受診しレントゲン検査をして、STT関節症の診断を受けました。

痛みを取るには関節を固定する手術しか無いとのご託宣です。

お住まい近郊にある神の手と言われる先生の治療を受けたそうですが、全く改善しなかったそうです。

2ヶ月前よりより一層痛みが強くなり、当院への来院を考えられました。

初検の状態

両手首が若干腫れています。ほんの少しです。

丹念に圧痛や自発痛を診ると、母指CM関節にも痛みを感じています。

股関節の開排運動のテスト、両方に関節の粘りがあります。開排運動自体は正常です。

この粘りを感じるかどうかが術者の上手下手の分かれ道です。

手指や前前腕筋の異常緊張があります。久しぶりの凄く固いタイプの方です。

今回の患者さんは強い肩こりがあります。上部胸椎の機能異常がありましたので、それをしっかり回復される必要があります。

治療

母指CM関節症の治療と同じ治療を行います。

治療で股関節の開排運動も正常となり、関節の粘りも取れました。

自己リハビリ

STT関節症なので、その関節の関節腔を広げるように手技を覚えて頂きます。

特殊になりますから対面での指導です。

治療を終了して

手指や前前腕筋の異常緊張が、この症状の原因と自覚ができました。

上部胸椎の可動性や機能異常を回復したので、患者さんは「全体が楽になりました」と言われました。

見た目も、顔色も良くなり目もパッチリ開いています。

治療当日は高山に宿泊され、翌日帰宅される予定です。

今後は自己リハビリの継続で、順次良くなるでしょう。

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村坂 克之

小又接骨院・鍼灸院の院長です。柔道整復師、鍼灸師の国家資格にて施術を行っています。屋号の小又(こまた)は、先祖の小谷屋亦治郎(亦=又)に由来します。親指シフトユーザー。
詳しくは院長略歴をご覧下さい。