結果を出す手技療法のパイオニア

肘部管症候群・腰部脊柱管狭窄症の70代前半男性、手の小指がしびれる、足の2-5指に力が入らないのが自覚できない

お孫さんもたくさん居てて、好好爺(こうこうや)の患者さんです。

肘部管症候群

薬指と小指に力が入らなくなり、しびれも出てきます。

私の学生時代は、遅発性尺骨神経麻痺(炎)と習いました。

肘部管症候群 – 08. 骨、関節、筋肉の病気 – MSDマニュアル家庭版

残念ですが、手術1択になります。通電などの物理療法はそんなに効果がありません。

薬指と小指の間の筋肉が痩せてきたら、直ちに手術したほうが良いです。

できたら、痩せる前に手術をしましょう。

腰部脊柱管狭窄症

腰部脊柱管狭窄症 – 06. 筋骨格疾患と結合組織疾患 – MSDマニュアル プロフェッショナル版

この患者さんは、当院の所定の治療で毎回改善しています。

鍼の耐性がありますから巨鍼(50センチの長さの特殊鍼)を行い、一気に治します。この治療法は、肉体の感受性に左右されるので、使用できる人は少ないです。

通常の患者さんは、高濃度人工水素水浴と長田式無血刺絡療法を用います。

足指の力の検査

今回は、足指の力の検査をしました。神経反射は正常です。

足の2-5指に力が入りません

患者さんは、検査をするまで力が入らない自覚がありませんでした。

大変驚かれました。小指は内反小趾になっています。対比して親指にはしっかり力が入ります。

腰部脊柱管狭窄症の、自宅での自己リハビリとして習得して頂きました。

毎日続けることにより、日常生活がずいぶん楽になります。

意外ですが、足指からの刺激で腰部の状態が改善されます。

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村坂 克之

小又接骨院・鍼灸院の院長です。鍼師、灸師、柔道整復師の国家資格にて治療を行っています。屋号の小又(こまた)は、先祖の小谷屋亦治郎(亦=又)に由来します。親指シフトユーザー。
詳しくは院長略歴をご覧下さい。