ぎっくり腰は、腰も変形して凸となり難渋と予想されましたが、加圧リハビリ®+鍼+灸で約1ヶ月で改善しました。貧血からくる足のむくみもあり継続して施術を続けます。
総合病院では、骨へのがんの転移は無いようで、カロナールとセレコックスが処方されました。痛みの変化が無く来院されました。
当院の施術状況は、毎回病院受診の際に言われています。
腰の痛み
当初はベッドへの寝起きも難しく、座位での施術となりました。
抗がん剤の投与された患者さんは極陰=寒邪が体に入るので灸が効きます。また、投与された患者さんは神経痛の治りは遅いです。
入浴で温めるとがんが消えるとか嘘を信じてはダメです。
当院では、直接灸は行わず温灸や赤色LEDを使用します。効果は変わりません。それでも必要な場合は経筋へ火鍼を用います。
この患者さんは腎兪(BL23)を温めないと早期の疼痛緩和にはつながりません。ここがポイントです。腎兪(BL23)と言っても、患者さんで経穴の位置は変わりますから、成書のと若干違います。
経穴(ツボ)は悪いと硬結や陥凹となり分かりますが、正常では分からないのが普通です。
80代の年齢なので、当然、足腰も弱っていますから加圧リハビリ®が必要になります。加圧リハビリ®直後はスッと動けて患者さんも不思議がります。
鍼灸は変形している腰椎からの放散痛もあるので、それを考慮して行います。
痛めてから25日後くらいに、寝起きも楽になってきました。もう少しで治ります。
足の腫れ
貧血からくる足の腫れと診断が出ています。
病院の指示は、就寝時に足を上げるようにとの事です。
鍼で下腿のリンパの流れを改善する施術を行い、加圧リハビリ®で筋力向上と血流の改善を目指します。
これで、徐々に改善します。
年齢的に足の腫れは頻繁に診ますが、他の原因も多いので鑑別が必要になります。
このような状態でも、水分摂取を控えてはダメです。