結果を出す手技療法のパイオニア

両手の母指CM関節症の60代女性、原因は指と前腕の硬さ、発明した「村坂ストレッチ法」を2週間行い劇的に改善しました

表紙は私の手です。CM関節は正常です。

この60代女性の患者さんは、少しは痛かったそうですが、常に痛くなって1年以上経ちます。

当初、この患者さんは劇的な改善を見ましたが、後の自己リハビリがご自身がやりやすい方法に変えてしまって再び症状が悪化しました。何回か正しい自己リハビリを学んで頂き、関連痛の全身状態の治療も継続し良好な経過です。

どうしても母指CM関節症になる人は手の使い方にクセがあるので自己流になりやすいです。

 

レントゲン上の変形と痛みは別問題です

レントゲンで指の変形度合いと痛みが一緒では無い場合が多いのです。

この患者さんは、変形大→痛み小、変形小→痛み大、です。

 

治療は頸椎や胸椎へ行う必要が

巷では装具で固定して云々とありますが基本的な事で、積極的に治ることはありません。

母指CM関節部の体表支配神経である頸椎や胸椎への治療を行う必要があります。

それに加えて神経伝達のエラーを修正するために外側脊髄視床路への治療を行います。

患部のみの治療は「木を見て森を見ず」になります。

 

日々のストレッチが最重要です

当院提供のストレッチを教えて、ご自宅で毎日行って頂きます。

この患者さんは、指は殆ど反らなく、手首もストレッチの姿勢を取るだけで激痛が出るタイプでした。

そりゃ、母指に負担が掛かるのは無理はないのですが、指摘するまで患者さんは指の硬さには全く気づきませんでした。

ストレッチ方法

2週間行ったら

CM関節の炎症も半減して、痛みもずいぶん減りました。

当院独自のサポーターも

当院独自のサポーターも提供しました。

その後は

1ヶ月通院されたらほぼ痛みは無くなりました。強い動作のみ痛みが残っています。腫れも無いです。

この記事を書いた人

アバター画像

村坂 克之

小又接骨院・鍼灸院の院長です。柔道整復師、鍼灸師の国家資格にて施術を行っています。屋号の小又(こまた)は、先祖の小谷屋亦治郎(亦=又)に由来します。親指シフトユーザー。
詳しくは院長略歴をご覧下さい。