遠方からの来院ありがとうございます。東京都からお車で来院されました。
夏休みに入り松本からの158号線が混んでいて、通常より時間がかかったそうです。
国道158号 – Wikipedia
偽痛風?、根本的な解決を提案
最初、患者さんは母指CM関節症と思われていました。
お体を拝見しますと、親指と人差し指の中手指節関節の関節炎でした。
来院前にひどく腫れて、整形外科でステロイドの注射と痛め止めを処方してもらったそうです。
検査結果は関節の石灰化陰影があるので強烈な痛みを引き起こしているとの事です。
テニス肘(上腕骨外側上顆炎)は、フライフィッシングのやり過ぎで発症したそうです。
上腕骨外側上顆炎 – 25. 外傷と中毒 – MSDマニュアル家庭版
やはり前前腕筋の異常緊張が
患者さんの前腕筋を診たら異常緊張がありました。
これが手指や肘の関節炎の根本原因です。
これを解消しない限り何時までも痛くなったり良くなったりを繰り返します。
ヘバーデン結節、ブシャール結節を引き起こす一因です。
無理なダイエットで体調不良に
何事も真面目に取り組むタイプの患者さんです。
過去に逆流性食道炎で、粗食の無理なダイエットを行い骨量が減少したそうです。20キロ減量したそうです。
逆流性食道炎とは?(胸焼け、むかつき、胃の不快感・・・) | ロート製薬: 商品情報サイト
関節の石灰化陰影は、年齢と共に仕方ない面もありますが、今回の患者さんの年齢を考えると少し早いと思われます。
現在は、骨量も正常になったそうです。
このように、食事健康法であるマクロビオティックやビーガンもタンパク質の摂取が足らないので骨粗しょう症を引き起こしやすいと言われています。
ゼラチン健康法も既にやっている
ブログ記事を読まれて飲まれています。
胃腸が少し弱くゼラチンが胃に負担になるので、コラーゲンを飲まれています。
レモン、お酢、クエン酸などの酸味がカルシウムの代謝に役立ちますが、胃腸に負担がないように取って頂きたいです。
治療
2回行いました。
ひどい歪みは見られず、治療に対する反応も良かったです。2回目は1回目で取れきれなかった関節の動きを治します。
下半身が思いのほかガッチリしているので体格的には合格です。
股関節の動きも含めてひどい異常が見られませんでしたので、原因は前前腕筋の異常緊張となります。
関節の痛みには自己チクチク法
ご自宅での自己リハビリとして、チクチク療法をご自宅で行えるように学んで頂きました。
自己チクチク法の素晴らしい点は、直接患部の炎症を消退させることです。
それと、水をたくさん飲んで新陳代謝を上げて頂きます。
そうすることにより、関節の石灰化予防になります。
関節の動きが少ないから石灰化を誘発
この患者さんも、前前腕筋の異常緊張があるので、手指や肘の動きか当然少なくなっています。
毎日ストレッチ法を行い、少しでも前前腕筋の固さが取れれば、痛みも改善します。
患者さん全てなんですが、前前腕筋の固さに気づいてないので、最初は必死に取り組んで頂く必要があります。
指が柔らかくなると指先の感覚が向上
イトウを追い求めて北海道まで遠征するそうです。
指が柔らかくなれば、趣味の釣りでも指先の感覚が向上し、きっと釣果もあがるでしょう。
作家・開高健のイトウ釣りの番組を思い出しました。本を、再び読んでみます。
開高健記念会
オーパ、オーパ!!〈モンゴル・中国篇・スリランカ篇〉にイトウ釣りが出ています。