レ・ミゼラブル 2015 in 中日劇場
観てきました。抽選運が良かったのか4列目の中央でした。中日劇場の特徴で、舞台と客席が近くて、小劇場のような一体感があります。宝塚歌劇団も中日劇場が人気というのも分かります。銀橋が無くて楽しめます。
今回の配役は
プリンシパル
ジャン・バルジャン:ヤン・ジュンモ
ジャベール:岸 祐二
ファンテーヌ:里 アンナ
エポニーヌ:平野 綾
マリウス:原田優一
コゼット:磯貝レイナ
テナルディエ:駒田 一
マダム・テナルディエ:谷口ゆうな
アンジョルラス:野島直人
でした。
それぞれの感想は
ジャン・バルジャン役のヤン・ジュンモさんは韓国出身の俳優さんですが、発音も素晴らしく、バルジャンが乗り移ったような演技で衝撃でした。本当に、そこにバルジャンが居ました。ブラボー!
片や追い詰める、シャベール役の岸祐二さんは、鬼気迫る演技で、なおかつ透き通った伸びやかな歌声で、良かったです。本当にジャベールがそこに居ました。
ファンテーヌ役の里アンナさんの「夢やぶれて」は、やっぱりミュージカル俳優、その辺の歌手とは全然違います。引き込まれます。
エポニーヌ役の平野綾さんは、今年のミュージカル・モーツアルトより、声量が大きくなり表現が豊かになり、本当にマリウスへの思いが伝わりました。名古屋出身なのでファンです、応援しています、頑張って!
マリウス役の原田優一さんと、アンジョルラス役の野島直人さんは、二人とも今後伸びていくのでしょう。野島さんの声は好きです。原田さんの声は甘くて良いですね。
コゼット役の磯貝レイナさんは、歌声が透き通っています。ヤン・ジュンモさんと本当の親子に見えました。
テナルディエ役の駒田一さん、マダム・テナルディエ役の谷口ゆうなさんは、無くてはならない役です。駒田一さんは名古屋出身のベテランで無くてはならない存在です。
やっぱり名作です
照明も意外に暗くて、物語に引き込まれ、感動の嵐でした。
全世界で、この物語がこれまで引き継がれるのは、世界中の人々がその時々の立場、様々な年齢で、ジャン・バルジャン、ジャベール、ファンテーヌ、エポニーヌ、マリウスになるのだと思います。
原作者のヴィクトル・ユゴーの意図が、この年齢に達して、ようやく分かった気がします。
今回は、ヤン・ジュンモさんが歌った「彼を帰して」が心に響きました。第1幕最後の、「ワン・デイ・モア」は最高でした。
バルジャンの行いは「天知る地知る我が知る」ということですが、是非、観て欲しいです。
ミュージカル最高! スタンディングオベーションしちゃいました!
私たちは、出待ちの人々を後にして、名古屋飯名店の「鳥銀本店」へ行きました。
データ
『レ・ミゼラブル』 3時間 10分(予定)
5:00開演 第一幕 5:00~6:30 休憩25分 第二幕 6:55~8:10