私も左足首は習慣性の捻挫になっています。 夜中のお手洗いに行くときにグキッと捻挫を年に2.3回かやってしまいます笑
学生の頃、スキーで何回も捻挫したのが原因です。痛みが酷いときには自分で施術をします。
運動選手や一般の患者さんが習慣性の捻挫で来院されますが、靱帯の緩みはさほど関係していません。
靱帯の緩みにより、距骨(きょこつ)の位置がX方向に移動するのが原因です。
レントゲンでは重力がかかっていないから確認ができません。確認できる状態ですと再建が必要になります。
サブラクセーション(subluxation)とは、カイロプラクティックにおいて関節面の接触が保たれつつ、運動分節の配列、動きの一貫性さらには生理学的機能が変化している状態を指す。英語ではsubluxationと綴るが、これは医学的な直訳の意味である亜脱臼とは異なり、カイロプラクティック独特の用語である。一般に医学的な脱臼はdislocation、Joint dislocationと呼ばれることが多い。
これを治すのは難しく、鍼とアクティベーターの技術が必要となります。
前処置として仙腸関節motionの矯正も必要になります。
仙腸関節の動きもも滑りや離開もさることながら、体幹や下肢と同時に動く関節面を治さないと改善しないことを知っている技術者は少ないです。
あきらかに緩んだ靱帯は鍼が有効です。特定の周波数を流すことにより即座に靱帯が引き締まります。
超音波照射は急性症状には有効ですが、緩んだ靱帯には効果が少ないです。
距骨の変位の矯正はアクティベーターテクニックを使用します。この骨の矯正はスピードが肝心なので手技では難しいです。
施術の結果、できなかった正座が出来るようになったり、競技のパフォーマンスがあがったり、捻挫をしにくくなります。
距骨自体、外からは触れませんので、当然、技術力の差が出ます。
通常、習慣性捻挫は靱帯の緩みしか着目しませんが、距骨の位置が最重要なのです。