千葉県から来院された患者さんです。
沖縄県から来院された妹さんと東京で合流し、そこから北陸新幹線を利用して当院へお越しになりました。
症状と治療法
患者さんが抱えていた症状は、腰椎の椎間板ヘルニア、両膝関節の変形性の痛み、坐骨神経痛です。
足かけ35年に渡る痛みだそうです。
現在、再生医療であるPRP療法や幹細胞療法を検討されています。
これらの痛みを和らげるため、脊柱を中心とした鍼灸治療と、当院独自の矯正法マニピレーションを施しました。
施術
治療は2日間の日程で行い、通常5回分程度の治療を一気に実施しました。
幸運なことに、患者さんは体力があり、良い反応が出ました。
当院の鍼灸治療は、長年のカイロプラクティックの経験から派生したもので、脊椎の歪みを治す目的で鍼を刺すテクニックを採用しています。
椎間関節の動きを鍼灸で緩めた後、矯正法マニピレーションを施すことで、高齢者でも矯正が可能となります。
高齢者に、矯正を力任せに行うと怪我のリスクがあるため、鍼灸との併用が理想です。
驚きの結果
治療は非常に順調で、2日間の日程の終了後、患者さんの姿勢も改善され身長が3cmも伸びました。
伸びた理由は、痛みで曲げていた膝や腰が伸びたためです。
これには患者さん自身も大変驚かれ、定期的に通院したいとお申し出くださりました。
ただ、患者さんの妹さんのベーカー嚢胞には、良好な結果が出ませんでしたので残念でした。
まとめ
脊柱由来の痛みや関節の痛みは、矯正法マニピレーションで速効的に解決できることもありますが、慢性的な痛みについてはそうとも限らないことがあります。
しかし、県外や遠方からの患者さんへの最善の治療を提供するため、日々技術の研鑽を続けています。
これからも、患者さんの健康と幸せを追求する努力を続けてまいります。