寒さと共に、私自身の腰痛が悪化してきました。
持病で、2箇所の腰椎椎間板ヘルニア(腰椎3/4番、腰椎4/5番)、脊柱管狭窄症があり、久しぶりに強烈に痛くて痛み止めを飲むか思案するくらいです。
毎日加圧リハビリ®を行い、鍼を自分自身に刺しまくり、調子を整えましたが、もう一歩の所が良くなりません。もう少しが凄く気になります。
サボっていた自彊術体操を再開することにしました。
この種の体操で間違えていけないのは、他人と体が違いますから決して一緒にしてはいけません!足が開かない、体が曲がらないとかでも、できる範囲で十分効果が出ます。
ですから、集団で行うのも勉強では必要ですが、それでは健康の共有はできませんので、自力で頑張るしかありません。
自彊術(じきょうじゅつ)体操
大正時代に中井房五郎と言う天才治療家が自分の健康のために行っていた体操を、中井氏の治療を受け全快してた実業家の十文字大元氏が教えを乞いてそれを世に広めた体操です。
戦後のラジオ体操が普及するまでは、この体操が主流でした。現在の色々な健康体操は、全てこの体操を基本にしています。
当院の自彊術の記事
健康体操の真髄は自彊術(じきょうじゅつ)にあります 全身の自己リハビリになるので患者さんへお勧めしています – 小又接骨院 村坂克之
自彊術(じきょうじゅつ) 原著で見る31動作と解説 – 小又接骨院 村坂克之
自彊術(じきゅょうじゅつ)の効果を再確認 腰椎すべり症固定手術後の患者さんも体操の効果を実感されました – 小又接骨院 村坂克之
首の悪い場所がハッキリ分かるように
毎朝、朝食前に体操をしました。10-15分で終了するので助かります。
脛骨粗面(膝頭の下)が床に突くと痛みが出るので、座布団代わり厚めのクッションを使い正座します。
毎年1.2回首寝違えるのですが、1ヶ月経過した時点から、体操の時にその場所に痛みを感じるようになりました。
30動の全身の回転動作です。私はここまで動きませんが、なんちゃってでも抜群の効果が出ます。
普段、首の痛みが出る場所は違和感すら感じません。多分、全身の歪みが取れてきた反応だと思います。
太ももは、股関節の付け根から太くなってきました。筋トレになっているようです。元々、足首が硬いのですが徐々に柔らかくなってきました。
首の悪いのも体操を続ければ取れてくるとは思いますが、ここが悪い根っこなので解決するなら、矯正法マニピュレーションか鍼を行います。
このように、背骨を治す唯一の体操なので、患者さんにも勧めています。
若い人には物足らないかもしれませんが、50代以後なら丁度良い強さです。健康で長生きするなら、こんな体操が必要と思っています。
よくやる間違いが、全部やらずに必要と思う体操だけやっても、効果が出ませんので注意して下さい。
表紙/引用:自彊術・中井房五郎著/国立国会図書館デジタルコレクション・インターネット公開(保護期間満了)