自彊術=じきょうじゅつ、と読みます。
昨今、健康体操が流行しています。
それらの体操を拝見しますと、枝葉の動作を変えていますが自彊術が元となっているのが分かります。
筋トレも健康維持には大切ですが、関節の悪い人には適切ではありません。よけいに関節を壊します。
関節は消耗品と心得て下さい。
2025年:4人に1人が高齢者になる大量超高齢者社会
2025年に4人に1人が75歳以上になります。
介護にならない人生には日々の努力が必要です。
自分のことは自分で始末できる人生を目指しましょう!
自彊術とは
大正時代に中井房五郎と言う天才治療家が自分の健康のために行っていた体操を、中井氏の治療を受け全快してた実業家の十文字大元氏が教えを乞うてそれを世に広めた体操です。
戦後まではこの体操が日本で普及していたそうです。
31の動作からなりその全てに医学的な理由があります。
自彊術を知ったのは平成7年1995年位です。
実際に体操としてやり続けて1年ほどになりますが、大変素晴らしい効果を実感しております。
色々な健康体操の基礎になったもので、戦後のラジオ体操が普及するまではこの自彊術が日本の健康体操の元となっておりました。
是非この体操を習得されご自身の健康をますます増進されると良いと思います。
普及団体
活動内容は不明ですが下記団体をご紹介します。
公益社団法人 自彊術普及会
全国に支部があります。近くの施設は問合せにて教えてくれます。
ホーム|公益社団法人 自彊術普及会
自彊術の教室の検索
関西地方では、近畿自彊術友の会という団体もあります。
ヨガと違う反動動作を使う
自彊術の反動を活かす体操は軽い筋トレにもなっています。
ヨーガ(ヨガ)は元々バラモン教の教えで肉体行で悟るために開発された修行方法です。
追求すれば体はどんどん柔らかくなりますが、どうしても思想や信条が固くなり食べ物も自己規制してしまいます。
食べ物も規制すると考えが変わるのは良くある話です。
医療的に考えるには、関節を柔らかくするのもほどほどにしないと、過可動性(柔らかくなりすぎる)を引き起こすと元には戻りません。
それにより、関節が不安定になり余計に症状が出やすくなったりします。
具体的な注意点
歳とともに、ますます他人様と自分との体の差が出てきます。
どちらが良い悪いとかではなく、自分自身で健康状態を感じ、その状態を維持しできれば良くするという考えが大切です。
具体的な方法として、膝が痛い肩が痛い悪いとこがあると思いますが、それはそれでその場所の運動をほどほどにすることが大切です。
例えば、変形性ひざ関節症ならその膝をできるだけ良い状態に保つことが大切です。
お医者さんで痛み止めとヒアルロン酸の注射の処方で満足していてはダメなんです。
変形の状態を考慮しないとだめですが、膝の屈伸だけを軽く軽くやるだけにするとか、足首や股関節の体操を行うとと非常に膝の関節痛も和らぐことを感じて貰えると思います。
悪い関節の隣の関節を十分に動かして下さい。
膝が痛いなら足首や股関節を、首が痛いなら肩関節や肘関節です。悪い関節を無理に動かさなくても良いのです。
手本の通りに動かそうと考えてはいけません。ここ大事です。
私自身、2箇所の腰椎椎間板ヘルニアや腰椎すべり症、右ひざ関節炎などを抱えておりますが、体操を続けることによって非常に痛みがない毎日を過ごしております。
それには村坂ゴムバンド足指リハビリやゼラチン健康法も必要になりますが。
誰に習うの?自分でできます
上手にならなくても、ヘタで良いんです。
本来は指導者のいる道場へ行き習うことが大切ですが、過疎地や時間の都合が悪い方が多いと思います。
その場合は紹介する本を読んだり DVD をご覧になったりして自分なりに実施するだけでも大変効果が出る体操です。
また消費するカロリーもそんなに多くなく疲れも少ないです。
私は1日1回ですが、できましたら朝晩2回やることが理想だそうで健康増進にもっと効果があるそうです。
おすすめの本はこれです。
DVDでよくわかる! 自彊術 《東洋医学をルーツとする日本初の健康体操》
発行:ベースボールマガジン社
体格はそなわり、健康と体重は別物
いつの時代もダイエットが花盛りですが、体格はそなわりです。
太っている痩せているは体質です。
ダイエットもほどほどにしないと心を病んでしまいます。
もしあなたのご病気が体重に原因がある場合は5%のダイエットだけで良いのです。
何十キロも痩せようなんて考えないようにして下さい。
但し、節制は必要です(笑´∀`)