結果を出す手技療法のパイオニア

腎不全の80代男性(石川県) クレアチニンを低下させる漢方薬と鍼灸で透析を先送りできるよう目指します

石川県の患者さんです。5年前まで来院されていました。

突然、電話があり、此れ此れしかじか、数年前から腎臓の調子が悪く、このまま悪化していけば透析になるとの事です。

仕事も現役でバリバリされていて、透析を避ける、先送りする方法は無いでしょうか?との相談です。

国民病とも言われる、CKD(慢性腎臓病)の初期は、自覚症状がありません。厄介です。

漢方薬が効く

漢方薬の一味がクレアチニン低下作用が有る研究があり、現在は特殊な漢方薬として処方されています。

本邦でそれが処方される以前、黄耆のクレアチニン低下作用を発見されたお医者さんと懇意にさせて頂いていますので、事情を話してお願いをしました。

そうしたら、先生は症例も多数お持ちで、現在はもっと効果的な漢方薬の処方があるとアドバイスして頂きました。

そのクリニックと一緒に活躍されている薬局の先生に、煎じ薬の処方をして頂きました。

現在、患者さんのクレアチニンが「7」手前ですが、漢方薬の継続で時間がかかりますが「2.5-3」以下になるとの事です。

信じられません。凄い事です!

独自の鍼灸を実施、鍼100本以上使います

当院では腎不全を改善する鍼灸治療を行います。

脾虚、腎虚への治療となります。高齢者は全て腎虚なので、それと混同してはいけません。

独自の鍼灸を行います。今回の施術に使用した鍼は全部で112本使用しました。ルート治療とは全く異なります。

当日から体調が軽くなり眼も明るくなって、翌日も足が凄く軽くなり喜ばれました。仕事できると言われました。

今春に罹られた突発性難聴からくる耳の詰まり感もあり、これも鍼灸で解消しましたが、聞こえる感じは翌日には元に戻りました。治療直後に改善するのも驚異なのですが、耳の諸症状の改善にはどうしても回数が必要です。

できるだけ通院される段取りですが、できれば1週間に1回、無理でも2週間以内に1回(10日に1回)のペースが理想です。

この患者さんも、通常なら透析に向けての準備となるのでしょうが、ある種の漢方薬がクレアチニンを低下される事を知って頂きたいと思います。

当院では加圧リハビリ®が効いた症例もあります。

過去、40代患者さんで、透析は開始(2.3年後)されていて排尿が止まっていましたが、加圧リハビリ®を実施したら排尿ができるようになり、その体験で驚かれ集中して加圧リハビリ®を行いました。

現在透析をされていますが、65歳の今でも凄く元気で過ごされています。

透析前後には加圧リハビリ®が効くと思いますし、患者さんも透析の前に加圧リハビリ®を行うと、透析後が凄く楽になると言われていました。

今回の患者さんでも加圧リハビリ®を考えましたが、スタートが80代では厳しい条件となりますので、今回は使いません。

もう少し早めに連絡があればと思いましたが、現時点での最善を尽くす事が私たちの仕事です。

この記事を書いた人

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村坂 克之

小又接骨院・鍼灸院の院長です。柔道整復師、鍼灸師の国家資格にて施術を行っています。屋号の小又(こまた)は、先祖の小谷屋亦治郎(亦=又)に由来します。親指シフトユーザー。
詳しくは院長略歴をご覧下さい。