高山市の患者さんです。
以前、矯正法マニピュレーションと吸角療法で治療を2.3回行ったのですが、あまり良い結果が出ませんでした。
当日と翌日は良くても元に戻ってしまいます。一旦終了となりました。
過去に重い病気に罹られてたので治す力も弱いのかも知れませんが、それを言い訳にはできません。
今回、1年ぶりに来院され、前回と同じ症状です。前回の反省点も含めて鍼治療となります。
関節の副運動の矯正法マニピュレーションや吸角による瘀血の治療が有効では無かったと言うことです。
鍼治療を行い判明した点は、患者さんが訴える痛みのポイントが思いのほか深かったのです。
腰部椎間関節にもコブのような深部の塊があります。
通常考える股関節の痛みは腰由来の上殿皮神経か仙腸関節かと思われましたが、股関節自体の関節包の痛みのようでした。
週1回~10日~2週間と間隔がまちまちでしたが通院を10回して頂き、ほぼ気にならなくなりました。
まだ、痛みはゼロにはなっていませんが、遠い山びこのような遠くで聞こえるようなイメージの痛みだけになりました。
患者さんは来院の度に顔色が良くなり笑顔も出て来て、やっぱり痛みの無い生活は良いなと思います。
全身の皮膚の色も良くなり、こちらもビックリです。これは肝機能の改善からです。お酒を飲んでも酔いににくくなります。
患者さんは、股関節の痛みが痛み止めでは取れないと言うか、芯の痛みが取れなく来院されました。検査で異常が無いので余計に困った状態でした。
大腰筋と中殿筋の関連が原因でした。
それが解決したら、今度は頸椎の異常、肩こりや首こりが気になりだして、そちらの治療も開始となりました。
それも取れれば、股関節の最後の気になる症状も解決します。
結局、腰と首、仙腸関節と腰仙関節と頸椎は密接な関連があることが、改めて分かった次第です。