結果を出す手技療法のパイオニア

背骨のズレは幻想、固定・癒着化が原因、仙腸関節・脊椎椎間関節の遊びの修正治療が症状を治します

関節の遊び(副運動)と言います。

この仕組みを理解できない人が多いので、なるべく分かりやすく解説します。

レントゲンなどの明らかな変形は除きますが、例え変形が有っても症状は改善しますから、あきらめないようにして下さい。

関節の遊びは関節の動きのために

車のハンドルでも遊びがあります。

お試しするなら、停止しエンジンを切った状態でハンドルを動かして下さい。ハンドルだけが動き、タイヤが動かない状態が、遊びです。

この遊びが無いと、ジョイントを壊します。

レースカーやスポーツカーは、この遊びを少なくすることによりダイレクトなハンドリングを実現します。敏感すぎて一般の人では運転ができません。

このように、人体の関節も全て、関節の遊びがあります。

関節の遊び(副運動)

見た目の関節の動きを主運動、関節の遊びを副運動と言います。

遊びが多すぎても少なすぎても異常を来します。

この遊びの調和をはかるのが、解剖運動学矯正法と言います。

この矯正法の受ける側のイメージは、変なマッサージの様に感じられるので、説明や解説には苦労します。

揉んでも叩いても治らないのです。

ズレと固定

ズレと言われるサブラクセーション(subluxation)よりも、関節面や関節自体の固定化、癒着化すなわちフィクセーション(fixation)が、痛みやしびれの症状の原因になります。

仙腸関節の関節面が複雑

全身の軸となる、骨盤にある仙腸関節の副運動は難しくなっています。

多面的に関節の副運動の回復手技を行わないと治りません。

やっかいなのは、この手技が正確にできる人が少ないです。

幼児から未成年は

下半身の原因不明の痛みは、殆どが仙腸関節由来です。

オスグッド、シンスプリント、成長痛などです。

シンスプリントは、足指強化も必要となります。

成人の痛みやしびれ

下半身の症状には何らかの形で関係しています。

上半身の症状でも検査で異常があれば必ず治療が必要です。

この治療は、今後の再発予防も兼ねます。

体操はどれが良いのか

難しいのは、関節が柔らかくなれば良いと考え、ヨガなどのストレッチ系に専念しますと、過可動性を引き起こす場合があります。

一旦起きた過可動性は治りませんので、常に体がだるいという症候を引き起こしかねません。

何事もほどほどが良いです。

私は自彊術(じきょうじゅつ)を、強くお勧めします。日本人が発明した素晴らしい健康体操です。

自律神経

脊椎の異常は自律神経の影響も関連します。

やっかいなのは、脊髄分節が複数にまたがるので、ココの脊椎に異常があるからココの内臓が悪いと一概には言えない場面もあります。

目安としては有用です。

投薬で改善しないなら、自律神経への治療も効くと考えます。


自律神経系 – Wikipedia

引用:自律神経系 – Wikipedia

高齢者は

関節の遊びより外側脊髄視床路が優先します。

関節の遊びはほぼ無くなり、そこの痛みを感じる受容器も劣化していると考えます。

長田式無血刺絡療法が抜群の効果を出します。

治らないとされていた症状にも抜群の効果を発揮します。

嫌なもの反射が、人体に有益なのを知ると、ますます治療の幅が広がります。

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村坂 克之

小又接骨院・鍼灸院の院長です。鍼師、灸師、柔道整復師の国家資格にて治療を行っています。屋号の小又(こまた)は、先祖の小谷屋亦治郎(亦=又)に由来します。親指シフトユーザー。
詳しくは院長略歴をご覧下さい。