医療広告ガイドラインが改正(2018年)されます、国家資格の無い業種の広告に騙されないように解説します

2018年6月1日に、医療広告ガイドライン改正されます。

私たちの国家資格者の手技治療業界(柔道整復師、鍼灸師、按摩マッサージ指圧師)はどうなのかを読み解いてみます。

規制に従っていないのは無資格者の営業広告と思って間違えないでしょう。

厚労省の解説

医療法における病院等の広告規制について |厚生労働省

医療機関ホームページガイドラインを作成しました |報道発表資料|厚生労働省

「医療広告相談窓口一覧」
201701019結合_(公表用)「医療広告相談窓口一覧」

違反の通報もできるようになります

医療機関ネットパトロール | 医療広告ガイドラインに違反している疑いがあるウェブサイトの情報をお寄せください

色々な通報は最寄りの保健所にできます。

実際の広告より

広告が禁止されている事項を、言葉の表現から読み解いてみます。

タウン誌でも同じ条件になります。

内容が虚偽にわたるもの

  • 絶対○○な治療です(絶対に確実な行為はありえない)
  • ○○の認可した○○専門家(任意の団体を公的なものへの印象操作)
  • 当院は○○研究所を併設しています(研究の実態がないもの)

あんまマッサージ指圧師(国家資格者)以外は、あんま(按摩・アンマ)、マッサージ、指圧の言葉は業(仕事)として使えません。

○○式マッサージ、○○マッサージもダメです。店名とかにも使用はできないでしょう。

「手もみ」「もみほぐし」と言う広告表現も国家資格者ではない業種で使われていますが、マッサージを想起させるので順次無くなっていくでしょう。

介護施設の機能訓練指導員によるマッサージは存在します。

既に大手のホテルチェーンは、部屋への訪問マッサージと言う表現は無くなりリラクゼーションや○○健康法となっています。

他の医療機関との比較広告(比較優良広告)

  • ○○の治療では日本有数の実績があります(ダメ)
  • 当院は県内一の○○数を誇ります(ダメ)
  • 著名人も当院で治療を受けております(ダメ)

著名人との一緒の写真も比較優良広告になると思われます。

今までに○○人治療した、○○人予約待ちも対象になると思われます。この表現も多いので良い判断材料になります。

地域ナンバー1、交通事故ナンバー1もダメです。規制を知ってか、「ナンバー1を目指す」という表現に変えている所もあります。

誇大広告

  • 知事の許可を取得した治療院です!(国家資格者の開業は許可が必要、当たり前なのでダメ)
  • ○○治療は効果が高く、お勧めです(科学的根拠が乏しいのでダメ)

病名、症状、部位を列挙して、効果が有るように想像させるのもダメでしょう。

患者の主観に基づく治療内容や効果に関する体験談(新規)

個人が運営するウェブサイト、SNSの個人のページや第三者が運営するいわゆる口コミサイト等への体験談の掲載は広告に該当しないが、医療機関が広告料などの便宜を図って掲載を依頼している場合などはNG

業(職業)となるホームページに患者さんの体験談が掲載されているのを見ますが、今後はダメと思われます。

クチコミサイトも意図的な書き込みも絶対無いとは言い切れないので、ご自身の目で判断しましょう。

治療内容や効果について、患者を誤認させる恐れのある治療前後の写真(新規)

術前または術後の写真に通常必要とされる治療内容、費用に関する事項や、治療の主なリスク、副作用に関する事項などの詳細な説明を付した場合はOK

鍼灸師の国家資格者が行う美容鍼の施術も昨今は流行していますが、これも詳細な説明を付ければOKとなっていますが、結局、施術を受ければ想像以上の効果を想起されるとNGとなります。リスクをしっかり記述しないとダメです。

公序良俗に反する内容の広告

当たり前なので、解説はありません。

その他、品位を損ねる内容、他法令に抵触する内容

期間限定で○○療法を50%オフで提供しています(ダメ)

値引きは自由かと思っていましたが、品位を損ねる内容(費用を強調する内容)でダメです。今後の良い判断材料になるでしょう。

違反していたら国家資格者ではありません

このように、私たちの(柔道整復師、鍼灸師、按摩マッサージ指圧師)国家資格者は、法律・法令・通達・連絡でがんじがらめに規制されています。

国家資格が無い業種の人は、無法地帯ですから何でもありです。騙されないようにして下さい。専門家のように装っています。

本年度から厚労省も無資格者の規制に乗り出すそうです。

資格が無いから取り締まれない実情

NHKのクローズアップ現代でも無資格者の行為に対して警告をしています。

“肩こり解消”で思わぬ被害!?~癒やしブームの陰で何が~ – NHK クローズアップ現代+

ある所で頸椎X番がズレている言われたと言う患者さんがいましたが、当てずっぽうで間違っています。困ったもんです。

整体の資格をお金で買ったと言う人がいたと患者さんから聞きました。恐ろしいです。

整体という治療はありません、民間療法になります。

患者さんが、見た目は国家資格者との見分けが付かないと言っていますので、国も是正されることを希望します。

 

お知らせ

この記事を書いた人

村坂 克之

村坂療法の創始者、小又(こまた)接骨院院長です。
国家資格である柔道整復師、鍼灸師にて、科学的根拠(evidence)の西洋医学と実証経験の東洋医学の調和を図り治療に当たっています。
実証経験とは症例(n=1)の積み重ねのことです。
特に手技治療においては臨床の蓄積が治療成績につながります。
通常の治療で改善しない人、検査が異常無しでも症状がある人、手術を検討されている人、手術後の後遺症でお悩みの人は、どうぞご相談下さい。
手術の選択する場合でも、事前に治療や独自リハビリなど行うことにより術後の結果が良くなっている症例も多いです。
施す治療に100%の正解はありませんが、お力になれば幸いです。