以前は、整形外科で痛み止めとしびれ止めが処方されていました。変化が無いと来院されました。
音楽で手を使うのでしっかり治したいと言われました。
10回ほど治療しましたが変化がなく、患者さんの希望もあり転医となりました。
治療は物理療法、鍼、刺絡などを行いました。
当院の鍼灸では、手根管症候群も更年期の症状と捉えて多数改善しています。
通常は、薄皮を剥ぐよう改善するのですが全く反応しません。どの時点で見切りを付けるのかがポイントです。
患者さんに説明して、手術も対応する病院やクリニックを紹介しました。長野、名古屋、富山、金沢ですが、付き添いなどを考えて選ぶのは患者さんです。
手根管症候群の手術を失敗した場合、癒着を剥がす再手術が大変なのですが、患者さんは成功するでしょう。
しびれの取れ具合は人それぞれですが、通常、手術してから半年位で無くなります。
メルクマニュアルの解説
やさしくわかる病気事典: 手根管症候群しゅこんかんしょうこうぐん – MSDマニュアル家庭版