結果を出す手技療法のパイオニア

小指のしびれ・肘部管症候群の80代男性 手術が可能な病院へ行ってもらいました

農業関連で現役で働かれています。顔つきもしっかりされています。

小指がしびれてお箸が握りにくいと言われます。前医の治療はありません。

初検でティネル現象が有り、骨間筋も痩せ気味で、肘部管症候群の疑いと分かりました。

メルクマニュアルの解説

肘部管(ちゅうぶかん)症候群は、尺骨神経が肘の位置で圧迫される(締めつけられる)ことによって起こる病気です。

肘部管症候群 – 08. 骨、関節、筋肉の病気 – MSDマニュアル家庭版

昔は、遅発性尺骨神経麻痺や遅発性尺骨神経炎と言いました。

治療

神経症状を改善する物理療法を12回行いました。半日くらい良いですが元に戻ります。

指の間の筋肉が少し痩せかけて来ています。

お箸が握りにくいのが気になると言われましたので、手術もできる整形外科を紹介させて頂きました。

患者さんもダラダラ様子を見る治療が嫌いだと言われます。

通常は整形外科でお薬で2.3ヵ月様子をみてからの手術となります。

お薬で様子を見続けると手術のタイミングが遅れるので、結局、手術後のしびれの改善が遅くなりますから、手術ができる病院やクリニックの先生に見てもらうのか吉です。

この手術も簡単なものなので、怖がる必要はありません。

整形外科でも、切れる先生と切らない先生では見解が違うことはよくあります。

長生きする時代になりましたので、手術も積極的に行うことが必要な症状もあります。

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村坂 克之

小又接骨院・鍼灸院の院長です。鍼師、灸師、柔道整復師の国家資格にて治療を行っています。屋号の小又(こまた)は、先祖の小谷屋亦治郎(亦=又)に由来します。親指シフトユーザー。
詳しくは院長略歴をご覧下さい。